PR

 先日、刀を使う女性向けのエクササイズを体験受講した。テレビか何かで見て「なんかカッコイイ!」という軽い理由からだ。刀と言っても、ウレタン製なのでとても軽い。たとえ手元が狂って隣人の腹を突き刺してしまっても「ふにゃっ」と曲がるので安心。ただのおもちゃの刀でも、刀の進行方向に剣先が向いていると風を切るいい音がした(ような気がした)。

 「最近は歴女ブームだからね」と誰かが言っていた。流行に合わせたエクササイズなのかもしれない。会場には外国人らしき方も数人おり、「サムライニナリタイデス」と笑っていた。外国人にもサムライはかっこよく見えるらしい。

 それはさておき、今日のテーマはケータイである。筆者はお察しの通り、剣道に関しては二刀流はおろか、両手で構えてもへなちょこである。だがケータイは長らく“二刀流”だ。二本の刀となるのが通話用のケータイと通信用のスマートフォン。前者は普通のケータイで、たいてい細長くて二つ折り。後者は「キーボードだったり、ではなかったり」で紹介したように、電子手帳からの流れをくむものをあれこれ乗り換えてきている。今はiPhoneだ。

 ところで普通のケータイをどう呼ぼうか。誰かが「ガラパゴス携帯」と呼んでいた。なかなか面白いので気に入ってしまった。日本のケータイの「ガラパゴス化」はよく話題になるが、個人的には否定的にとらえていない。独自ではありつつも、高度な進化を遂げていると思う。

 例えば高性能なカメラや動画撮影、ワンセグのテレビ視聴、お財布ケータイというICチップを内蔵した電子マネーなどがある。これらはまだスマートフォンでは利用できないものが多い。またコンテンツが多彩で膨大にあり、ビジネスとしても成功している。

 一方でスマートフォンも使い始めるとなかなか手放せない。筆者が特に重視するのはパソコンのスケジュール帳との同期やパソコンのメール受信だ。それからある程度の入力のしやすさ。フリック入力や画面上のキーボードに慣れてしまうと、ケータイの入力がもどかしくなってしまう。ほかにも自分で好きなアプリケーションを詰め込めるのもいいところだ。

 どちらも携帯電話として売られてはいるが、個人的には違うものだと考えている。ケータイ(ガラパゴス携帯)と呼ばれるものは、基本的には電話機であり、それをパソコンに近づけたり、特殊な機能(カメラやICチップなど)を搭載したもの。逆にスマートフォンはパソコンを持ち運びやすいように小さくしたもので、通信するために通話機能を付け足したようなものだ。つまり出発地点が違うのだ。電話機か、パソコンか。