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 台湾での取材のついでに、今回は、台北市内の携帯電話ショップを回りました。台湾には、中古の携帯電話を扱う店が集まっているところなどもあり、いろいろなものを見ることができました。台北市内なら「西門」という地域(地下鉄で行くことができます)にある「獅子林市場」というビルの1階にかなり店が集まっています。ビルの外側には新品を扱う店が、内側には中古や部品(ケースやキーパッドなど)を扱う店が集まっています。また、携帯電話の外側にビーズのようなものを綺麗に貼ってくれるデコレーションの店などもあります。どうも、こちらでは自分でやらずに、専門の業者に頼むことが多いようです。その他、PCパーツや家電などを扱う店が集まっている地域にも携帯電話系の店が結構ありました。

 さて、その中で筆者は、米モトローラの「Milestone」というAndroid携帯を購入しました。中古ではなく新品で、日本円にして5万8000円ぐらいでした。購入の決め手は、この機種がスライドキーボードを装備していたことです。というのも、Twitterやメッセンジャー、メールなど、携帯電話で文字を打つ機会は結構あるのに、多くのAndroid携帯は、ほとんどがタッチパネルによるソフトウエアキーボードだけを搭載しています。長文の入力も大変だし、打鍵速度もあまり高くならないし、意外に打ち間違いも多くなります。特にTwitterのように、その場の雰囲気などを「つぶやく」のには、時間がかかりすぎて、ちょっとリズムが取りにくくなります。

 そこで気になっていたのが、キーボード付きのAndroid端末です。この他には、最初のAndroid端末となったG1などもありますが、今となっては、スペック的にかなり見劣りします。Milestoneは、モトローラが米国で発売したDroid(CDMA2000方式)のGSM/W-CDMA版です。無線部が違う以外は、ほとんど同じスペック・デザインになっています。CPUには、はやりのSnapDragonが使われており、液晶は3.7型のWVGA(480x854ドット)です。Droidは、発売時には、Android 2.0を搭載していましたが、筆者が購入したMilestoneにはAndroid 2.1が搭載されていました。

 キーボードでの日本語と英語の切り替えが今のところちょっと面倒なのですが、キーボードがあるとないとでは、文字入力の使い勝手が大きく違います。メモもラクに取れるし、メールの返事に長文を書くことも面倒な感じがしなくなりました。これなら、外出先で、ちょっとしたメモやアイディアをまとめるといった使い方もできそうです。キーボードなしのAndroid端末だと、どちらかというと操作や閲覧が中心になってしまい、入力するといった操作がちょっとおっくうでした。

 キーボードを大型化していく液晶とどう組み合わせるかは、いつも問題になります。スライド式キーボードはその答えの一つです。画面が縦横に切り替わるのが面倒なところはありますが、以前に比べるとCPU性能が上がってきており、それほどストレスを感じにくくなっています。ただ、スライド機構には、厚みが増したり、機械的に弱くなったりするなどのデメリットもあります。

 なお、このMilestoneのキーボードはシート状のもので、軽いクリック感があるもののサイズ的には両手の親指で押すような大きさです。間違ってほかのキーを押してしまいそうですが、意外とそういうことにはなりません。なお、ハードウエアキーボード側には、メニューキー、検索キーがありますが、ホームキーやバックキーはなく、これらについては液晶側にあるタッチボタンを使います。

スペック(英国サイト)

MotorolaのMilestone。液晶は3.7インチ(9.3cm)で480×854ドット。マルチタッチも可能。
MotorolaのMilestone。液晶は3.7インチ(9.3cm)で480×854ドット。マルチタッチも可能。
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本体を横にしてスライドさせるとキーボードが現れる。右側にあるのはナビゲーションキー
本体を横にしてスライドさせるとキーボードが現れる。右側にあるのはナビゲーションキー
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