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 これまで筆者は、海外取材など外出先で本格的に作業する場合のノートパソコンとして、レノボのW500を使っていました。購入したのは2008年で、その後、小さなマシンやネットブックなどは購入したのですが、本格的な作業を行うマシンとしては、ずっとこれを使っていました。W500は、2つのグラフィックスデバイスを搭載するいわゆる「スイッチャブル・グラフィックス」のマシンで、購入時には32ビット版のWindows Vistaでしたが、その後64ビット版Windows 7に載せ替えて利用していました。

 性能的には不満はなかったのですが、少々重いこと(2.7kg弱)と、ワイド液晶(1920×1200ドット。15.4型)であったために大きく、タイヤのついたキャリーバッグでないと持ち運びが大変でした。しかも、横幅が約36cmと大きく、入れるためのカバンを選ぶマシンでした。そういうわけで、最近は少し持て余し気味の部分があり、次の候補を探していました。W500の後継機種やW700といったマシンもあるのですが、ワイド液晶で15型以上となると少し大きすぎる感じがぬぐえません。従来の4対3比率でしたら15型でも問題はなかったのですが、ワイド液晶はバランスが悪い感じです。実際、W500は、キーボードの両側に空きスペースがあります。

 しかし、「高解像度」(少なくとも横1600ドット以上)、4GB以上のメモリーが搭載可能(64ビット版を使い、仮想マシンなどで作業するため)、CPUの仮想環境機能であるIntel VTを使える(仮想環境のパフォーマンスを得られる)マシンは、それほど多くありません。外出先で使うとはいえホテルなどで机に向かって作業するため可搬性や重量には厳しい条件は付けませんが、なるべくコンパクトで軽い方が好ましいのは言うまでもありません。最近では、国際便でも、持ち込み手荷物の条件が厳しくなってきており、できれば、荷物はコンパクトにしたいし、手荷物検査であまり手間をかけずに通過したいところです。横幅が36cmもあると、片手でひょいと持つわけにもいかず、カバンからの出し入れも結構面倒になります。

 また、予備バッテリーや追加のACアダプターなどの入手が容易というのも条件です。このあたりの選択の条件については、以前にもこの連載で書いたことがあります。ただ、以前とは違っていて、外付けのUSBハードディスクを使うので、必ずしも内蔵の外部記憶は大容量である必要はありません。それよりも、故障の原因を減らすという意味では、SSDにしようと考えていました。

 それで、いろいろと探したのですが、「高解像度」という点で、多くの機種が条件を満たしません。また、軽くて持ち運びに便利な「モバイル」向けの製品というよりは、多少大きくても本格的な作業ができる「モバイルワークステーション」のようなものが欲しいのですが、どうも、このクラスは、パソコンの低価格化に伴い、だんだんと減る傾向にあります。相変わらず多いのは、「持ち運ばない」ノートパソコンで、高解像度の製品はあるものの、さすがにテレビチューナーの付いた機種を海外に持っていくのは「馬鹿らしさ」を感じます。

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