何枚ものPDFファイルやブログの長いエントリー、長文メールなどをディスプレイで見たとき、
「要するに何が言いたいんだろう」
「このひとは何について返信してほしいんだろう」
と思うことはないでしょうか?
ネット掲示板や連絡メールのように、短い文章や個条書きであれば、ディスプレイ上で見ただけで、すっと内容を理解することはできます。すぐレポートに反映させる、返信メールを書く、というふうに、ペーパーレスで処理できますね。
しかし、長い文章や枚数の多い説明資料はそうではない。パッと見てすぐ頭に入る、というわけにはいきません。
さて、こんなとき、どうすれば時間をかけずに対処することができるのでしょうか。今回の「情報をさばくスイッチ」はこちらです。
「現物化」で認識度は格段にアップ
アマゾンの電子書籍端末「Kindle」は、カラー液晶ではなくモノクロで、表示の切り替えも遅い「電子ペーパー」というディスプレイを使っています。
なぜ携帯電話やiPad、パソコンのディスプレイのようなカラー液晶でないのでしょうか。
理由は、「紙とインク」のようにコントラストが強い電子ペーパー表示形式の方が長時間の読書には向いているからとのこと。
――人間の目には、液晶より紙(紙に近い表示形式)の方がはるかに認識しやすい。
というわけですね。
このことは僕も身をもって体験しています。