PR

 無線LANを使ったデータ転送機能を内蔵したSDメモリーカード、「Eye-Fi(アイファイ)」に、新しくX2シリーズが発売されている。従来のEye-Fiは、デジタルカメラで撮影した写真やビデオを、無線LANのアクセスポイント経由でパソコンや写真共有サイトに転送できるだけだったが、X2シリーズでは新たに、ジオタグの追加、ファイルの自動削除、公衆無線LANサービスへの接続などの新機能を備えた。同時に、SDHC対応となり、Class 6の高速転送モードもサポートする。

 発売中のX2シリーズは、容量4GBの「Eye-Fi Connect X2」、8GBの「Eye-Fi Explore X2」、同じく8GBの「Eye-Fi Pro X2」の3種。容量以外に対応する機能にも差がある。今回は、最上位モデルのPro X2を入手したので紹介しよう。

Eye-Fi Pro X2(実売価格約1万6000円)。専用のメモリーカードリーダー/ライターがセットになっている
Eye-Fi Pro X2(実売価格約1万6000円)。専用のメモリーカードリーダー/ライターがセットになっている
[画像のクリックで拡大表示]

カメラ内から写真を無線転送するカード

 知らない人のために、もう少し説明しておこう。Eye-Fiは無線LAN機能を内蔵したSDメモリーカードだ。といっても、カードを入れたパソコンやデジタルカメラに無線LAN機能を追加するのではない。カードそのものが端末となって、カードに記録された写真やビデオのファイルを無線LAN経由で指定先に転送するものだ。カメラからのデータ転送のみを想定しており、対応する写真/動画ファイル以外は転送対象にならない。

 さすがにバッテリーはないため、Eye-Fiを入れたカメラなどの電源が入っているときに動作する。撮影の邪魔にならないよう、ファイルにアクセスされていないときだけ転送が行われる。

 要は、無線LAN環境があれば、カードをカメラからパソコンに入れ替えたり、カメラとパソコンをUSBケーブルで接続したりすることなく、「撮影したらその場でそのまま転送できる」というのが売りだ。さらに、Eye-Fiユーザーなら無料で使える同社のネットサービスを経由することで、転送先のパソコンの電源が切れていてもサーバーが一時的にファイルを預かったり、写真共有サイトへ投稿したりなどできるようになっている。

 製品に付属するのは、オレンジ色のカード本体とUSB接続の専用カードリーダー/ライターのふたつ。無線LAN情報など、転送機能を利用するために必要なデータは専用領域に記録するため、カードの初期設定や情報の登録などは、専用リーダー/ライターからしかできない。普通のSDカードとして記録されたファイルにアクセスするだけなら、通常のカードリーダーが使える。

 このような構造上、カードをフォーマットしても転送できなくなることはない。

X2シリーズに付属のカードリーダー/ライター(左)。旧モデルのアダプター(右)より薄型化されている
X2シリーズに付属のカードリーダー/ライター(左)。旧モデルのアダプター(右)より薄型化されている
[画像のクリックで拡大表示]