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 さてストックフォトである。前々回末尾で予告しておきながら、うれしい番狂わせがあったので予定を変更してしまった。すみません! その間、けっこう事態は動いている。少し前に首都圏で配布されているフリーペーパーでストックフォトサイトが紹介され、そのWeb記事がYahoo!のトップからリンクされたものだからストックフォトは一気に注目の的になった。

 それもそうだろう。「デジカメで小遣い稼ぎ」と言われたら思わず目が向いてしまう。アマチュアとしてデジカメの腕を上げている人はかなりいるだろうから、自分の写真が売れるなら挑戦したいと思うだろう。またクリエーターインタビューの中には「月間売上140万円達成」なんて成功事例もあった。これを見たらなおさらだ。それで今ストックフォトサイトへの応募が急増しているようだ。普段より審査に時間がかかるという事態にもなっている。

 改めてストックフォトサイトを説明すると、「素材となる写真を販売するサイト」である。写真家と購入者の仲介となっている。プロでなくても応募できる。写真以外に、イラストや映像も扱うところも多い。

 フリーペーパーで紹介されたのはPIXTAで、最近のストックフォトブームの立役者と言えるかもしれない。旬のおすすめを特集したり、リクエストに応じたりなど販売に工夫をこらしている。

 ほかにもクリエーターが素材の値段を決めることができるphotolibrary、クリエーターコミッション(手取り分)が高いTAGSTOCKがある。グローバルなサイトもある。マイクロソフトプラグインを提供し、定額契約なら19円から写真が購入できるFotolia、コミュニティとしての側面も持つiStockphoto、類似した色で似た写真を検 索できるPaylessimagesなどがある。なおTwitterの鳥や鯨の絵はTwitterがiStockphotoから購入したのだそうだ。

 このように単に素材写真の売買ができると言っても、サイトにより値段や仕組みなど特徴はまちまちだ。

 どこに応募しよう? 悩むところだ。だが1つに絞る必要はない。1つのサイトでのみ販売すれば独占販売となり自分の手取り分を多くできるが、多少手取り分が減っても幅広く販売するために複数のサイトで販売してもかまわない。

 ただし応募の敷居には多少差がある。応募しやすいところもあれば、難しいところもある。購入者の視点で見れば、応募の敷居が高いところは高品質な作品が厳選されているサイトとも言える。また応募してから審査の結果が出るまでの時間もサイトによって差がある。いろいろと試してみて自分に合うところを選ぶといいだろう。

 応募の手順、これもサイトによりけりだが基本的な流れはおおよそ同じだ。まずは写真の販売者としての登録をする。その際に販売に関する説明が案内されることも多い。簡単なオンライン講習である。ここはどんなに腕がある人でも目を通しておいたほうがいいだろう。「いい写真」と「売れる写真」というのは違うからだ。