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 この連載も今回で最後です。

 前回は「内からの情報」をどうさばいて「考える」という作業に落としていくかお話しました。今回は、「考えること」をどうアウトプットに生かせるかのヒントについてお話します。

 情報の海に溺れないで、どう主体的に情報を扱えばいいか。これまで、それを解決するさまざまな “スイッチ”を紹介してきました。

「新聞や雑誌、ネットなどの情報はあくまで手がかり。受け取った上で『自分の考え』を作り上げるのが大事です」(写真:加藤康)
「新聞や雑誌、ネットなどの情報はあくまで手がかり。受け取った上で『自分の考え』を作り上げるのが大事です」(写真:加藤康)
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 「情報をさばく」というと、見聞きしたことのメモやデータや書類、自分のアイデアをあとで参照できるようにとっておくことのようですが、それだけではありません。

 ――さばいた情報を基に、価値のあるアウトプットをする。

 これができて初めて、情報のハンドリングが「実を結んだ」と言えるでしょう。

 価値のあるアウトプットをするとはどういうことでしょうか。

 例えば、あなたが最近、富士山に登ったとします。

 その体験記をそのまま「富士山に登ってきました」というタイトルで、自分のブログに書く。これでも友達や家族は楽しく読んでくれる。

 そのことが目的ならOKですが、ネット上のより多くの人に読んでもらって、「面白い人がいる」「役に立つことを書いているブログがある」と認知してもらうなら、ただの体験記では厳しいかもしれません。

 グーグルなどの検索エンジンを使う不特定多数の人の目にとまるためには、例えば、

・子連れでの富士登山に持って行きたい七つ道具
・関西から最安料金・最短時間で富士登山する方法
・運動不足の人の富士登山は9月がベストである理由

 こういったタイトルのように、体験したことに、自分なりの「切り口」を加えることができればいいですね。

 しかし、いざブログを書く段になってパソコンに向かっても、なかなかこのようなアイデアは出てきません。

 登山している最中から書き始めるまでに、「なにをどう書いたら面白いか」「どんな情報が求められているのか」と考えておくことが肝心でしょう。

 つまり、オフでもオンの意識が少しは要るというわけです。

 というわけで、最後のスイッチのお出ましです。

頭はいつも “レクリエーション”中。片隅で仕事のことを考える