ほとんどのケータイには「ユーザー辞書」という機能が付いている。ケータイの日本語入力用として内蔵されている辞書に、自分がよく使う単語を追加できる機能で、これを活用することでメール作成などをよりスピーディーにすることができる。
例えば、筆者の名前は「村元正剛」と書いて「むらもとまさかた」と読むのだが、その読み方のままでかな入力して変換すると「村本まさか他」となったりする。「村元」という表記や「まさかた」という名前が、辞書に含まれていないためだ。ユーザー辞書に、読み方を「むら」で、単語を「村元正剛」と登録しておけば、「むら」と入力するだけで、予測変換の候補に「村元正剛」が現れるようになる。
人名だけでなく、地名、企業名、商品名なども辞書に登録されていないものが多い。よく使うが予測変換では呼び出せない固有名詞があれば、ユーザー辞書に登録することをおすすめしたい。
今回は、このユーザー辞書を上手に活用するアイデアをいくつか紹介したい。もし「便利かも…」と思うものがあれば試してみていただきたい。なお、ユーザー辞書の呼び出し方は機種によって異なるが、NTTドコモはメニュー→ユーザデータ→ユーザ辞書、au(KDDI)はメニュー→設定→ユーザー補助→文字入力→ユーザー辞書、ソフトバンクモバイルは設定→本体・メモリカード→ユーザー辞書などからアクセスできる。