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 ふと編集部を見渡すと、スマートフォンを所有する記者がかなり増えました。記事の芽でも、何度か紹介されています。私は、「ガラパゴスケータイ」、略して「ガラケー」(最近はフィーチャーフォンとも)と呼ばれる国内向け仕様の携帯電話から離れられない少数派です。

 もちろん、スマートフォンがあれば便利だな、と思ったことは何度もあります。外出先から会社のメールをチェックしなければならないとき、携帯電話の小さい画面で、膨大なメールの中から目当てのメールを見つけるのは億劫です。「後でパソコンで見ればいいや」となってしまいます。また、写真やメモなど、オンラインストレージに貯めてある情報を、簡単に引き出せるのも魅力的に感じます。

 新しいスマートフォンが登場するたびに、乗り換えを検討してみるのですが、どうも踏ん切りがつきません。私が「ガラケー」を手放せないのは、同じキャリアだと通話料がお得になったり、赤外線通信でデータのやり取りができたりするからです。そして、スマートフォンだと「デコレーションメール」という動く絵文字や文字の色を変えられるメールができなくなってしまうことも、寂しさを感じます。日常的に利用するわけではありませんが、お祝いや感謝を示す場合に、便利に使っています。

 書いてみると、「なんだそんなことか」と言われてしまいそうなポイントですが、20代女子の私にとって、その小さな理由の蓄積が大きな壁となっています。ただ、私と同じような壁を感じているガラケーユーザーが多いのか、最近は国内キャリアが積極的に問題を解決しようとしています。NTTドコモのスマートフォンの一部機種は、従来の携帯電話のようにiモードのメールが使えるモードに対応しました。絵文字やデコレーションメールが従来のように利用できます。KDDIも、10月4日に、従来のEZwebメールやワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信などに対応したスマートフォンを発表しました。私も、いよいよスマートフォンに乗り換えない理由がなくなってきそうです。

 とはいえ、最大の原因は優柔不断な私の性格にあります。「ミラーレスのデジタル一眼、買いたいな」「それより、自宅用のノートパソコンを新調するのが先かな」「電子書籍リーダーもあったら便利かも」と、自分の欲望に惑わされ、未だに順序を決められずにいます。