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 迷惑メール(スパム)が後を絶ちません。セキュリティ企業によると、やり取りされているメールの9割は迷惑メールだといいます。私のアドレスあてにも多数の迷惑メールが送られてきます。そのままでは受信トレイが迷惑メールで埋もれてしまうので、フィルタリングしています。

 ただ、誤検知の可能性があるので、たまに「迷惑メールフォルダー」をのぞいて、正規のメールが誤って振り分けられていないかチェックしています。そこで見つけた荒唐無けいな迷惑メールを紹介したいと思います。

 迷惑メールの多くは、ありきたりな件名を付けているので、一目でその内容が推測できます。あからさまな出会いの誘いだったり、体力(?)増強の薬や偽物商品の広告だったりします。

 その中で目を引いたのは、「税理士の宮川真紀子です」という件名のメール。女性名であることから、出会い系サイトの宣伝だと推測できましたが、「税理士」と名乗っている点が“新鮮”です。そこで、本文を読んでみました。以下、抜粋です。


初めまして、宮川真紀子と言います。
九条様から依頼を受けました。
<中略>
九条様のお父様の隠し財産を貴方様に受け取って欲しい。
そして、その処理を私も憔悴している彼女が心配なので私としても貴方様に受け取って欲しいんです。
どうかよろしくお願いします。
《九条○○(伏せ字)さんとの連絡はこちら》
<URL略>


 出会い系サイトの案内は珍しくありませんが、「隠し財産を受け取って欲しい」というのは初めて見ました。

 こういった出会い系サイトの業者は、迷惑メールで“獲物”を探します。登録したユーザーには“お相手”からのメールを次々送信してサイトに誘導し、メールの交換を促します。

 メールの交換には“ポイント”が必要です。最初にある程度のポイントが与えられているので、数通は相手からのメールを無料で読めますが、与えられたポイントを使い切ると、ポイントを購入しなくてはいけません。実在するかどうか分からない相手に熱を上げてしまったために、ポイントの購入で散々お金を使ったあげく「結局会えなかった」といった話をよく聞きます。

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