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 新聞やWebのニュースでも電子書籍の話題が増えてきた。いろいろ読むと電子書籍ならではという「書籍」も多い。よしもとばななさんの「もしもし下北沢」では、安価な上に毎日新聞に連載していた頃の挿絵も入っているという。余談なのだが、「もしもし下北沢」に出てくる街中の様子は、そこに20年在住のアタシなぞは、ぐわっ!いひゃっつ!といちいちのけぞりながら読んでいる。

 京極夏彦さんの新刊「死ねばいいのに」は書籍発売と同時に配信して話題となった。村上龍さんが電子書籍の会社を設立のニュースも飛び込んできた。書籍に音楽が付いたりもするという。楽しそうだ。

 老舗の本屋さん、紀伊国屋書店にもBOOKWEBが登場した。どだい、アナログな仕事をしている噺家として、「いけませんな、電子なんとかなんてねぇ、電気じゃ届くものも届かねぇやい」とか「本は紙をぺらっとめくって読むってとこがいいんでぇ」などなど。。。そう言いそうだし、ひょっとしたらそうなのかもしれないが、そうでないかもしれない。

 10年ほど前だったか、Palmで電子漫画を購入した。中国シルクロードの旅に出る時、本を数冊、それとは別に横山光輝さんの電子漫画「三国志」をありったけ購入。当時のCLIEの250MBくらいのメモリースティックにぱんぱんなるまでにいろいろ入れた。もちろんあっという間にいっぱいになりそのためにメモリースティックを新宿まで買いにいったほどだった。なんで漫画をダウンロードで買えるのに、その本の入れ物を電車に乗って買いに行かなくてはいけないのかぁ~。と矛盾を抱えながら行ったことを覚えている。

 その漫画をシルクロードの中国側最西端の街カシュガルに着くまでひたすら読んだ。三国志のおさらいでもある。内容はもちろんだが、面白かったのは、劉備が「ドカドカ!」と走ってくるシーンでは、コマが変わったときに数秒、いや1、2秒だろうか上下に画面が揺れるのだ。戦のシーンでも同様なのだが面白かった。揺れるだけなのだが小さく感動した。

 これにしかできないことをやってくれているということは嬉しいことである。そういえば、小さいころ見た紙芝居はずいぶん揺れたり次のコマが元に戻ったりもしてたなぁ~。

 いずれにしても電子書籍、漫画を読むとなると、現状ではPC、iPhone、Android、ん~やはりiPadになる。

 ガジェット好奇心好きで多少天邪鬼な噺家として、読みたいので買おう! とすんなりなりにくい。僕にはキンドルがある。いや、もはや別ものであるが。

 まぁ、購入を躊躇しているのは700グラムの重さである。そういう読者の人も多いと思う。そんな時に「彦いちさん~GALAXY Tab、あれこれと触ってみますかぁ? 」というPC Online編集Yさんからのお誘い。これはありがたい!

 車の試乗だと「ちょっと乗ってハンドルきってみますか?」だし食事だったら「ちょっと試食でも?」となるのだが、今後この手のタブレットが増えてくると今後「ちょっとアイコンを指で撫でてみますか~?」になるのだろうか?……。

 とそんなことをぼんやり思いながら昼下がり急ぎ編集部へ向かった。