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 「何でもかんでも転送上司」「大容量添付女子」「いい歳なのに音符ちゃん」……。当サイトPC Onlineで連載中の「美人研究員は見た! ビジネスメール事件簿」は、ユニークなあだ名と登場人物2人による軽妙な掛け合いを通じて、メールのマナーを学べるコラムです。連載開始から約半年、今ではアクセスランキングの常連と言えるほどの人気コンテンツとなりました。

 このコラムがこの度、書籍化されました。『知っているようで知らない ビジネスメールの常識・非常識』です。コラムで好評を博したネタの数々を再編集しつつ収録したほか、著者が新たに書き下ろした書籍限定コンテンツも充実させています。

 PC Online発の書籍刊行は、実は今回が初めて。編集を担当した私にとっても、ネット上の連載を1冊の書籍にまとめるというのは初の経験でした。既に完成した原稿があるわけだし、一から本を作るのに比べれば格段に楽ちんなんじゃないか…。今だから白状しますが、最初はそんなふうに高をくくっていた部分がありました。しかし作業を進めるにつれ、それがとんでもない誤解であったことを、思い知らされる羽目になりました。今回は、そんなネット発書籍刊行までの舞台裏をご紹介したいと思います。

まずはタイトル考案に苦戦

 書籍の顔と言えば、何といってもタイトルです。連載のタイトルである「美人研究員は見た! ビジネスメール事件簿」は、コラムのテイストをよく表したインパクトのあるものだと自負しています。このためそのまま書籍のタイトルにしたい思いもあったのですが、書籍の場合、タイトルだけで中身が容易に想像できることも大切です。書籍向けに、一から考え直しました。

 これは、想像以上に難しい作業でした。内容をきちんと伝えつつ、この独特のテイストを感じられるようにするにはどうしたらよいか。このテーマで関係者が何度集まり、著者の平野さん・直井さんとの間に何通のメールが飛び交ったか知れません。最終決定までに、数週間を要しました。

 次に苦戦したのがレイアウト。当該コラムは、冒頭の掛け合いと問題のメールの登場、それについての掛け合い、所長による解説、最後のまとめ、と、ある程度決まった構成に従って進行する形になっています。このため、書籍のページ割りも楽なのではと安易に考えていました。

 しかし実際にレイアウトする段になって、自分の甘さを痛感しました。文中には、メールの画面や解説パート、文面のサンプルを個条書きの形で示したものなど、多くの構成要素が含まれます。これらをきれいに各ページに配置するのは、容易なことではありませんでした。レイアウト調整のために文章を足したり削ったり、文字の大きさを工夫したり、全編にわたって細かな作業を繰り返しました。ゲラに大量の赤字を入れながら、基本的にスペースの制限がないというネットの特性がどれほどインパクトがあることなのかを、改めて感じた次第です。

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