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 前回に続きホームページのことを書かせてください。

 以前の無料ホームページが突然無くなり(突然と言っても俺がサービス終了の告知を見落としてただけなんだけどね)、有料のサービスに変更したのは良いが、昔のホームページアドレスが「三遊亭白鳥」で検索するとトップに表示されそこをクリックすると「このページでのサービスは終了しました」とまるで俺が廃業したみたいな表示が出てしまって困ると書きました。

 そこで楽天のiswebサービスにメール問い合わせでこんな文章を送りました。

「私は個人で営業している落語家です。こちらの無料ホームページを使い、日本中、大勢の方から仕事をいただいたのですが、この度のサービス停止で有料のサービスに変更いたしました。しかし昔のホームページと連動されてないので非常に困ってます。まさしく死活問題です。ファンの方からも『白鳥さんは破門になったのですか?』と心配メールが届いております。どこの事務所にも入ってない弱小落語家は貴社のホームページだけが仕事の命綱、蜘蛛の糸です。どうか昔のホームページから今のホームページにリダイレクトしていただけないでしょうか? もちろんお金はかかっても構いません。よろしくお願いします」

 まあこんなお涙頂戴メールを送ったのです。するとどうでしょう、2日後に返信メールが届いたのです。

「長年当社のサービスを使っていただきありがとうございます。お問い合わせの件ですが、すぐに対処させていただきます。昔のホームページアドレス、パスワードをお知らせください。もちろん無料でさせていただきます」

 なんと迅速な対応。偉いぞ、楽天。よしこれからも楽天ショップでどしどし買い物をしよう。最近買ったのは高座で使うアルプスの少女ハイジに出てくる子ヤギのユキちゃんのぬいぐるみ(3990円)です。

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 実はこのユキちゃんのおかげで俺は助けられたのだ。恵比寿ガーデンプレイスで落語会があり、その時のゲストが歌舞伎で有名な女形、市川春猿さんでした。なので客席は歌舞伎ファンで一杯になると思い、ネタを歌舞伎の勧進帳パロディー「子羊物語」をやることに決定。しかし主役のユキちゃんの姿を俺の乏しい芸ではお客さんに伝わらないと考え、それならぬいぐるみで出しちゃえと楽天の「ハイジの広場」で買ったのだ。

 さて当日、リハーサルで俺がこのぬいぐるみを高座の後ろに隠そうと回りこんだ時に事件は起こった。てっきり後ろにもステージがあると思って足を踏み出したのだが、そこはただの空間。後ろが暗幕で覆われていたために目の悪い俺はまったく気付かなかったのだ。 そのまま1.5mはあるステージから真っ逆さま。その時の俺の気持ちは「あれ、なんで宙に浮かんでいるんだろう、不思議だな」なんて呑気に思ってました。死ぬ時は走馬灯のように一生を振り返ると言うが、俺も随分浮かんでるな? と思ったよ。そしてそのまま固い床に落ちたのだが普通なら骨折、悪ければ頭を打って死ぬところ。だが、たまたまユキちゃんを抱えていた俺は、そのぬいぐるみがクッションとなり軽い打撲だけで済んだのだ。ユキちゃんがいなければ今こうやって原稿なんて打てませんでした。

 ありがとう、ユキちゃん……ってそんな話はどうでもいいでか。

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