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 iPadやiPhoneの基本ソフトiOSがアップデートされた。特に、iPadはiPhoneがバージョン4に早々とアップデート(2010年6月21日)されたのに比べ、しばらくバージョン3のまま放置されていたから、4の持つマルチタスク、アプリのフォルダ化整理機能など便利な機能は指をくわえて見ていなければならなかった。出荷を遅らせた分だけiPadならではのアドバンテージを出すべくじっくりと熟成させたようで、新たに印刷機能、大画面スクリーンへの投影機能、などが加わり、iPadがまた楽しめるホームターミナルに生まれ変わった。

iPadを『単体利用』している人は、この際、思い切ってアップデート

 ユーザーグループの会合などにお邪魔させていただくとiPhoneやiPadを日常的に使っているけれど、パソコンとの同期は購入以来したことがない、という人がとても多いのに驚かされる。パソコンではカレンダー機能を使っていないし、たまに購入する楽曲はiPhoneやiPadで直接購入していて、パソコンとの同期の必要性を感じない、という人が多いのだ。

 確かに、iPadが1台あれば日常のメール送受信、Web閲覧、音楽やビデオ観賞などの作業はすべて済んでしまう。まさにパソコン要らずの生活ができるわけで、パソコンの電源を最近は入れていませんという人も多いようだ。しかし、その習慣が身に付いてしまうと、大事なセキュリティアップデートや今回のような機能アップグレードに気が付かずに過ごしてしまうことになる。

 パソコンにたまにつなぐと、これまで購入したアプリケーションのマイナーアップデートやOSの更新、あるいはアプリで作ったデータ、ボイスメモなどの情報がパソコン側にバックアップされて、安定運用のためにも大きなメリットがある。そんな副次的メリットもあるから、この際、パソコンにつなぎ、iTunesを立ち上げてアップデートしてしまうのをお勧めする。

 iTunesでiOS機が認識されると、アップデートを勧めるメッセージが飛び出してくる。「ダウンロードしてアップデート」を選ぼう(図1)。

図1 iOS機向けの「ソフトウェアアップデート」無償配布が始まった。これはiPhone 3Gでアップデート画面が出てきた例だが、今回はiPad向けとして意味のあるアップデートだ。
図1 iOS機向けの「ソフトウェアアップデート」無償配布が始まった。これはiPhone 3Gでアップデート画面が出てきた例だが、今回はiPad向けとして意味のあるアップデートだ。
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 ネットワーク設備の状況にもよるが、約1分でiOS本体のダウンロードが完了。続いてiOS機のバックアップが自動的にスタートする。それまで使っていたネットワーク設定やアプリケーションの設定、アプリ内に取り込んだデータなどのバックアップが行われる。大量にデータをため込んでしまった人は時間がかかる作業になるが、前述したように、購入以来ほとんど同期させたことがないというユーザーは、これをチャンスと考えてバックアップしておこう(図2)。

図2 実際のアップデートが始まる前に自動的に機器のバックアップが始まる。
図2 実際のアップデートが始まる前に自動的に機器のバックアップが始まる。
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 続いて「ファームウエアのアップデート」、つまり、iPadのハードウエアに密接にかかわる部分のコントロールソフトが書き変わる。その間、iPadの画面にはこんな表示がしばらく表示される。この画面が表示されて、しばらく、全く動作していないように見える場合もあるようで、初めてこの作業を行うユーザーはこの間、何をしていいものやら、不安を感じるところだ。しばらく経つとバーが少しずつ伸びていくので気長に待つことにしよう(図3)。

図3 ファームウエアのアップデート中にはiPadが真っ暗になり、アップルロゴと進行具合が示されたバーが表示される。不安になる人も多いだろうが、ここはじっと待つ。
図3 ファームウエアのアップデート中にはiPadが真っ暗になり、アップルロゴと進行具合が示されたバーが表示される。不安になる人も多いだろうが、ここはじっと待つ。
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 無事、アップデートが終わり、iPadが再起動しても何の変化もなさそうだが、実は内部に大きく手が加わっている。

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