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 アメリカでは、感謝祭(サンクスギビング・デー)の翌日、つまり11月の最終金曜日は「ブラック・フライデー」と呼ばれる。なぜブラックなのかは分からないが、ともかく1年で最大のショッピングデーがこの日である。

 お休みの金曜日、しかもクリスマス前。すべて買い物はこの日から始まる。店はどこでもバーゲンに乗り出し、オンラインでもブラック・フライデー・セールが目白押しだ。よく、アメリカの景気を量る目安として「ホリデーショッピング」の売り上げが云々される。その場合の「ホリデー」もこのブラック・フライデーからクリスマスイブまでの期間とされている。

 さて、そのブラック・フライデーに間に合わせるべく新装開店したのが、オンラインのファッションショッピングサイト「boutiques.com」だ。何を隠そう、これはグーグルが運営するファッションサイトで、グーグルならではの技術をみっちり詰め込んだものとされている。

グーグルの技術が生きている「boutiques.com」
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 オンラインのウインドーショピングを趣味とする私としては、これを見ないわけにはいくまい。さっそくいろいろと試してみた。

 このboutiques.comは、グーグルが今夏買収したlike.comの技術を盛り込んだもの。この買収については以前に書いたこともある(「ネットショッピングはより高度に、エゲツナイ感じになっていく」)。「ビジュアルサーチ」という技術が背後にあるショッピングサイトだ。

 ビジュアルサーチ、いわゆる「類似形状検索」は、似たようなかたち、色、パターンを持つものをウェブ上から探してきて表示するというおもしろい技術である。ことに、色やスタイルが探し物の決め手になるような場合に有効で、ファッションなどはその最たる好例だろう。

 以前このlike.comを試したときは、洋服が綿々と箱状に並んだサイトデザインを見て、「いかにもエンジニアが作ったサイトだなあ」と感じたものだが、新装開店したboutiques.comにはちょっと驚かされた。まるでファッション雑誌のホームページのように、実に洗練されているからである。私としては、グーグル的なギークな匂いのする新種のファッションサイト登場をちょっと期待していたのでややがっかりした。それでも、ファッション好きならばいきなりのめり込めそうな見栄えである。

 ここに出てくる服は、すべてオンラインのファッションサイトからアグリゲートされたもので、その中にはオンラインショップ、ファッションブロガーのセレクトショップなどが含まれている。ざっと見たところ、なかなか豪勢な品揃えだ。

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