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 日経PC21の2011年2月号で、無線LAN特集を掲載しました。最新規格11nの話題から、無線LAN親機の設定、パソコンと周辺機器、携帯電話などの接続方法のノウハウまで、すべてが分かる特集です。今回、特集を担当するのに当たって、ちょっと試してみたかったのが、デスクトップ機を無線LANに接続する場合、USB子機とイーサネットコンバーターのどちらを使うべきか、という比較実験です。小さいネタですが、前から気になっていたもので……。

 イーサネットコンバーターというのは、有線LANに対応した機器を無線LANに接続する製品のこと。デスクトップPCとイーサネットコンバーターをLANケーブルで接続するだけで、デスクトップPCを無線LAN化できます。もちろん、USB子機を使っても無線LANに接続できますが、イーサネットコンバーターの方が、性能はいいのではないか、という予測を立てていました。

 理由は、無線LANの処理は、有線LANの場合より、CPUに負担をかけるはずだから。無線LANには有線LANでは必要ない暗号化とかがあるし、11nになるとかなり高速にデータ処理をしているはず。まあ、それは実験してみれば分かるだろうと、思ったわけです。

 実験は単純で、同じメーカーのUSB子機とイーサネットコンバーターを使って、無線LAN経由でファイルサーバーにファイルをコピーしてみるだけ。結果はイーサネットコンバーターの勝ち。その結果以上に、驚かされたのが、CPUにかかる負荷の違いです。

 実験中に「タスクマネージャ」でCPU使用率をチェックしてみたところ、その差は下の図のように明確に分かりました。イーサネットコンバーターの場合は静かなものですが、USB子機の場合は乱高下しています。この実験をしてみた限りでは、多少値段は高いのですが、イーサネットコンバーターを購入するメリットはありそうです。特にCPU性能の低いパソコンの場合は効果があるでしょう。

無線LAN経由で接続したファイルサーバーへファイルをコピーしているときに「タスクマネージャ」の「パフォーマンス」タブでCPU使用率を見たところ。USB子機の方が、CPUに負担をかけているのが分かる
無線LAN経由で接続したファイルサーバーへファイルをコピーしているときに「タスクマネージャ」の「パフォーマンス」タブでCPU使用率を見たところ。USB子機の方が、CPUに負担をかけているのが分かる
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