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 2010年に入って、ついにHDDの容量は3TB(Windowsの表示だと2.7TB)に到達しました。私が最初に触ったPC-9801用のHDDは、何と8インチで10MB。学生時代、アルバイト先にあったものです。それでも当時広大な空間と高速さに感動したものですが、今となってはメインメモリーよりずっと少ない容量です。価格は数十万円しましたから、今からすると破格です。2TBのHDDは7000円台で売られていたりしますからね。時代は変わったものです。インターフェースなんてSASIですよ。SCSIのミススペルじゃありません。「Shugart Associates System Interface」という、Shugart社が開発したインターフェースを使っていました。

 しかし、この3TBのHDDは意外と使いこなすのが難しいのです。詳細は日経WinPC 2011年2月号の特集2をご覧いただければと思いますが、規格やOSなどの制約から、頑張っても2TB(HDDメーカーの表記だと2.3TB)にしかならないことがあります。3TBで1つのボリュームとして使える起動ドライブを作り出すには、結構ややこしい条件をクリアしないといけないのです。ぜひ、WinPCを読んでトライしてみていただければと思います。

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 ところで、3TBといっても、Windowsにつないでみると「2.7TB」のドライブになります。これはHDDメーカーが1000単位でキロ(K)、メガ(M)、ギガ(G)、テラ(T)を区切っていて、一方Windowsでは1024ごとにキロ、メガ、ギガ、テラと単位を付けているからです。この単位の区切り方は、技術分野や部品によって違います。通信速度などは1000単位、メモリー容量は1024単位で表記されることが多いようです。CPUの動作周波数も1000単位ですね。

 1024単位は2進数でキレイに表現できる数であるため、ソフトウエアではこちらの表現が一般的なようです。数が比較的少なかったころは、両者の差が小さく、大した問題にはなりませんでした。しかし桁が増えるとだいぶ違ってきます。また桁が増えると、普通の数として扱った方が理解しやすいためか、人間になじみやすい10進数=1000単位の表現に変わってきているように思います。1000単位の表記を1024単位に換算すると数字が減るので、表記上損だという理由もありそうですが。

 ちなみに3TBのHDDですが、Linuxだと比較的手軽に活用できます。まあHDDに合わせてOSを変えるというのはあまり現実的ではありませんが、せっかくだからLinuxを試してみるというのも一興かもしれません。