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平野:あらら、フォルダー整理ができていないね。それに、いろいろなメールを受信しているようだが、これってすべて仕事に必要なメールかい?

直井:もちろんですよ! たぶん……。

平野:すべてのメールが、今必要なメールかな?

直井:今必要なメールと、いつか必要になるかもしれないメールたちです。

平野:そうか。どうやら、メールの管理に問題がありそうだね。直井さん、よい機会だからメールの整理をしようか。片付けられない女子に「メール断捨離」のススメを伝授しよう。

直井:えぇ?? 私、片付けられない女子じゃありません!!

平野:どう見ても、散らかし放題のやりっ放しちゃんだね。メールボックスの中を見ると、その人の性格や精神状態が見て取れるよ。

直井:ドキッ……。

平野:不要なメールが視界に入ることによって、直井さんはメールの優先順位が分からなくなっているんだ。実はメールを手放すことに不安を感じているのだけど、それに気付けない。

 メールボックスは部屋と同じだよ。「いつか使うかもしれない」「参考になるかもしれない」と、ルールを決めずに溜めこめば必要な時に見付け出せない。「探す」という行為はとても非効率な作業なんだ。探し物をしている時間は1年間で、100時間とか150時間とか言われているくらいだからね。メールでも、探す手間を省くことが業務改善の一つでもある。

 まずは、定期的に自分とメールとの関係を問い直し、不要なメールとの関係を断ち、捨て、離れること。メールの整理をして、メール処理の新陳代謝を上げないとね。メールが片付くと、仕事の停滞、忙しすぎる状況、煩わしい人間関係も解決していくよ。

直井:じゃあ、まずは何から手を付けたらいいんですか?