電子書籍歴の長い筆者が思うこと…
最近、書籍の電子化が話題だ。前にも書いたように、電子書籍にはずいぶん前からお世話になっている筆者、とにかく、ザウルスやPalm、クリエ、Windows CEなどのPDA、さらにはEM-Oneなどのスマホなどにデータを引き継ぎ、現在に至るのである。
最近はiPhoneでもさまざまな電子書籍を楽しんでいて、重たい本を持ち歩かずにすんで非常に重宝はしているのだが、やはりリアルな本も捨てがたい。例えばよく読む座右の書とか、よく利用するガイドブックとか、定期購読している雑誌とかは、TPOに応じて両方を使い分けたいもの。
というのは、最近、「日経パソコン」の縮刷版DVDを入手して、大変便利に使っているところ。DVD1枚に数年分(なんと168冊分!)の内容が収められていて、かさばらないし、何よりも全文検索が利くのがいいところ。欠点はと言えば、パソコンがないと見られないところ。
まあ、学生のころから、「2階の床が抜ける」と心配され、勝手に書籍を処分されたりした苦い経験を持つ本好きの筆者、昔のように物置とかが存分にある環境でもないから、場所を取らないのは非常にうれしい。でもやはり、なぜかパソコンやPDA、スマホなどのディスプレイ上では見落としとかも多いのは事実。やはり自分の書いているものにしても、紙にプリントアウトしたほうが、落ち着いて見ることができる感じがする。
そんな感じで、じっくり見たいときは紙で、そして手軽に持ち歩いたり、データとして検索も利いたりしたほうがいい場合は電子、という具合とかで使い分けられたらいいなぁ…と。
ただしそこで問題になるのは、紙と電子と両方買わなきゃいけないところ。そのあたり、同じお金があるんだったらほかの情報を買いたいのは山々で。同じ情報なのに二重にお金を払うのはなんかね~、みたいな。