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新・混沌の館にて(Computing at Chaos Manor)
著作:ジェリー・パーネル(Jerry Eugene Pournell)
翻訳/販売:林田陽子
価格:300円/月

 iPadコンテンツとは、iPadで読めるデータという意味である。
 素のままのiPadで扱えるデータ形式は少ないが、アプリ(無料のものも結構ある)をインストールすることで、どんどん対応可能な形式が増えていく。青空文庫形式だって、テキストだって、Wordファイルだって、何だって読めちゃう。

 極端な話、紙にどんどんメモを書いて、スキャナーで読み込んで、PDFファイル化すれば、iPadに取り込める。自分しか読めない汚い字かもしれないが、それもまたiPadコンテンツである。

 何が言いたいかというと、iBookstoreやApp Storeに置いてなくたって、iPadで読めるコンテンツは世の中にたくさんあるということだ。

 読めないのは他のデバイス向けに作られ、がちがちにDRM(デジタル著作権保護)をかけられたファイルだけである。

 そういうふうにしないと無制限にコピーされてしまうキラーコンテンツもあるとは思うが、大抵の場合は無意味だ。不便になるだけ。アマゾンは、「Kindle」という自社製の読書デバイスを持ちながら、他の読書デバイス向けにもアプリを開発して、一度買った電子書籍をさまざまな環境で読めるように配慮している。このくらいの度量の深さがないと、紙から電子への大胆な移行は難しい。

 そんな大きな状況はともかくとして、今回取り上げるのは「新・混沌の館にて」。

 「新」ということは、当然「旧」もあるわけで、まずこの(ある種の先進テクノロジー好き層にはたいへん有名な)コラムの概要を紹介しておく。

「新・混沌の館にて」の新しい表紙。月数表示が分かりやすくなった。
「新・混沌の館にて」の新しい表紙。月数表示が分かりやすくなった。
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