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■「嫌われない毒舌のすすめicon
著作:有吉弘行
発行:KKベストセラーズ
価格:450円

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 書店が大好きで、特に用事もないのにぶらっと行ってしまう、という人の気持ちはよく分かる。筆者も昔はそういう感じでしょっちゅう書店に出入りしていた。けれども、最寄り駅の近くにある書店が廃業してからは、用もないのに書店に入る機会がめっきり減ってしまった。探している本の棚に一直線に突き進んで、本を買うや否や出てきてしまう。「意外な本と出会わなきゃ、読書の面白みなんてないでしょう」と言われたらその通り。読書生活が貧しくなってきているなあと感じていたときにちょうど出現したのがTwitterだった。

 Twitterが既存のサービスと一線を画していたのは、フォローし放題という性格だ。ソーシャルネットワークは、お互いに友だちと認め合うというのが付き合いの基本だが、これだと実生活と同じで、なかなか付き合いの幅が広がらない。ましてや、自分の憧れの人や注目している有名人と友だち関係になる可能性は極小に近い。

 ところが、Twitterは自分が興味を持った人をいとも簡単にフォローし、つぶやきを読むことができる。「えっ、私なんかがフォローしてもいいの?」と最初は戸惑ったくらいだ。

 毎日、大変な量のつぶやきが、タイムラインを流れていく。筆者の場合、そのなかでも特に興味をひかれるのは、「いま○○を読んでいる」という読書系のつぶやきだ。トヨザキ社長(書評家の豊崎由美さん)が面白い本のことをつぶやいていたら必ずチェックするし、知り合いの編集者がつぶやいている本もまず間違いなく面白い。こうして目に入ってくる書名が私の貧しい読書生活に刺激を与えてくれる。購入本の履歴を見返して、そのほとんどがTwitter経由で知った本であることに今さらながら驚く。

 「Twitterで噂を聞く→Amazonで評判を探る→そのまま購入」というのが去年の購入行動であった。今年は、「Twitterで噂を聞く→即ダウンロード」というふうに変化するのではないかと期待している。
 で、今回紹介するのは噂を聞いて3分後に読み始めていた有吉弘行の『嫌われない毒舌のすすめ』である。

App Storeの購入画面
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『嫌われない毒舌のすすめ』表紙。
『嫌われない毒舌のすすめ』表紙。
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