USB接続の無線LANアダプターを買いました。いまどき、無線LANも搭載していないノートPCなど、注文時にわざわざ外さない限りほとんど目にしない今、なぜと思われるかもしれません。
購入した理由は、外出先でスマートフォンなどから高速通信を利用するためです。
所有しているノートパソコンは、WiMAXと無線LANの機能を内蔵しています。そこで、手っ取り早く、手元にあるWiMAX内蔵パソコンを無線LANルーター化しようと考えました。ところが、インテル製の無線LAN/WiMAXアダプターは、無線LANとWiMAXが排他の関係になっていて、どちらかの電源をオンにするには、他方をオフにしなければならない仕様です。消費電力や発熱の関係で、両方をオンにすることは難しいとのことです。
このノートパソコンを無線LANルーター化するには、無線LANアダプターまたはWiMAXアダプターをパソコンに接続し、相互にルーティングを行わせればよいわけです。このとき、WiMAXと無線LANの間でルーティングを行い、無線LANをアクセスポイント化するソフトウエアが必要になります。
さて、WiMAXか無線LANのどちらかのアダプターを外付け用に買う必要があるのですが、個人的には無線LANアダプターを買う方が有利でした。
というのは、WiMAXの外付けUSBアダプターは定価ではそれほど安いものではなく、数千円をプラスすればWiMAX無線LANルーターが買える金額になるからです。また、USB接続のWiMAXアダプターには小型のものがなく、付けたままカバンに入れっぱなしにすることもできそうもありません。
また、無線LANルーター化する1番の目的は、1月のCESの取材時にWiMAXをローミングで使い、そのときにスマートフォンなども無線LAN経由でインターネット接続したいというものでした。スマートフォンだけだと、ちょっとしたファイルのダウンロードなどに通信速度が欲しいときや、Webブラウザーの表示が遅く感じることがあるのです。UQコミュニケーションズが現在行っている海外ローミングサービスでは、パソコン内蔵タイプのWiMAXアダプターしか対応していないのです。このため、WiMAXの通信には内蔵WiMAXアダプターを使うことが必須でした。
そういったわけで、無線LANアダプターを買いました。