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 久しぶりのカメラのお噺。

 ITとかガジェットとか好きな理由に、こんなのあったらなぁ、こんなのできたらなぁ~と思いをはることができる、というのがある。

 これにコレ加えて、こんな感じになちゃったら、このスマートフォンすごくなっちゃうぜぇとか。見た目が変わらないのにコレ入れちゃっただけで、こんな便利に! とか。なんだか男子系日曜大工にも似ている。

 なので日曜日に小さなスマートフォンやらガジェットをぴょこぴょこいじっているお父さん方を責めないで下さいいす。と誰に言っているのやら。

 カメラである。

 ずいぶん前になるのだが、リコーのカメラ製作のスタッフさんと話す機会があった。熱意あるカメラ話は実に興味深かった。撮る側に立ってみたかと思えば提供側としていかに魅力あるものを作っていくかという話なぞはもう創作落語か、はたまたドキュメンタリー1本を観たような気持ちになったほど。

「彦いちさん、どんなカメラあったらいいっすか?」という問いに
「そうっすねぇ、まぁ専門的な色作りとかは絵とかは、その専門家に任せて、そうですね、シャッター音で遊ぶってどうでしょう。」と答えた。
「どういうことでしょうか。」
「今のデジカメのシャッター音のガッシャっていう音はフォーカルプレーンシャッターとかレンズシャッターの音ではなく、それに似た電子音ですよね。」
「そうですね。それが何か……?」
「そこなんす。そもそもが電子音でいいのであれば、遊べるのでは?」
「と言いますと」
「最近ではいろんなモードが付いてますよね。例えばその中の花火モードで音が出るってどうでしょう。」
「どんな音ですか?」
「そりゃぁやっぱり『たまやぁ~!』でしょ。あははっつ。長露光ですのでここはひとつ『たぁ~まぁやぁぁ~!』でしょうか。がはは。」
「うっはああ。面白いっすね。」
「それからこういうのはどうでしょう……。」

 そんな話を大いにして大いに飲んでお開きとなった。