いよいよ登場する「iPad 2」。米国で先行発売されたものをいち早く入手したので、ファストインプレッションを含めて初代iPadと比較しつつ、どのモデルを買うべきかを徹底チェックしていく。ただし、本記事執筆時点では、発売日、価格ともに明らかになっていないので、価格は想定で検討していく。
「初代とあまり変化がない」などという声も聞かれるiPad 2だが、実物を手にしてしばらく使ってみると、恐ろしいほど進化していることが分かる。
初代iPadとサイズを比較してみよう。
・初代
幅189.7×高さ242.8×厚み13.4mm 680g(Wi-Fiモデル)・iPad 2
幅185.7×高さ241.2×厚さ8.8mm 601g(Wi-Fiモデル)驚異的なのは薄さで、8.8mmというサイズはまさに板のように感じる。ちなみに、薄いと言われるiPhone 4でさえ9.3mmだ。初代iPadも、周囲を薄くして真ん中を膨らませたデザインで薄く見せていたが、iPad 2はとてつもない薄さといえる。個人的には若干、軽量化されたのもうれしい。
デザインなどは後述するが、この薄さによってiPadとのつきあい方が変わると思う。数字的にはおよそ5mmしか変わらないのだが、実際に鞄に入れてみると差は少なくない。いくつかのビジネスバッグにしまってみたのだが、恐ろしいほど存在感がなく、サイドポケットにすんなり収まるのである。もはや、デジタルツールを持ち歩くと言うよりは、薄いノートを運ぶ感覚だ。ちなみに、僕が愛用しているロディアのブロックメモは、80枚の用紙でiPad 2とほぼ同じ厚みである。