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 絵心教室で書いた絵をネットで公開することは不可能なのか! やっと素晴らしいソフトを手に入れたのにそれは悲しすぎる。そこで諦めきれずに調べてみると、ネットで絵心教室の作品を公開しているWebサイトがある。どういうことなんだ? 俺の買ったソフトのパッケージには「書いた絵はゲームソフト本体に記録されるため他の記録媒体にコピーできません」と書いてあるじゃか。それならなぜ公開できるのか?

 するとその作品のサイトの下に小さく「ダウンロードした絵心教室の作品です」と書いてある。なに、ダウンロード? そうか、ソフトをダウンロードすればできるのか。早速、俺のニンテンドーDSiをネットに接続し、絵心教室のダウンロード版を購入した。だけどさ、ゲームショップで買えるソフトにはその機能がなくて、ネットショップでちょっと面倒な手順を踏んで購入したソフトしかSDカードに書き込めないなんて、なんか納得いかないぞ。そこんところよろしく任天堂さん。

 さて、早速、手に入れたダウンロード絵心教室で絵を描いて見た。パッケージ版で練習していたのですんなりと描けると思ったがこれがネットで公開されると思うと手が震える。また水彩画なので台詞を書こうとすると文字がにじんでなかなか上手く書けないのだ。そして1番の問題がストーリーも主人公のイメージも何もできてないことだ。俺は何を描きたいんだ! ワンピースみたいな壮大な冒険漫画か。きょうの猫村さんのようにほのぼのしてるが社会風刺が隠されてる漫画か。どうしたらいいんだ! と頭を抱えながら次の日も鈴本演芸場の出番に向かう俺。あー、最近仕事がないから寄席ばかりだな……。そのとき、ひらめいた。

 「そうだよ、今、当たり前のように寄席に出てるからありがたいと思わないが、昔、変な新作ばかりやっていたので寄席に出してもらえなかった。寄席に出たい、人前で喋りたいと布団をかみちぎるほど悔しがっていたんだ。初めて寄席に出してもらったあの喜びを俺は忘れている。これじゃダメだ。よし、寄席に出してもらえる喜びを描こう」と思い付いた。そして寄席に出る場面で最高に緊張する、初めてトリを取る日で起こるハプニングを描いちゃおうと考えたのだ。

 トリとは1番最後に上がる落語家のことで、別名「主任」とも言う。このトリの芸人が人気があるかないかで客の入りも違うし時間もたっぷりあるから大ネタだってできるのだ。芝浜、子別れ、井戸の茶碗などなど。人間国宝に一歩一歩近づくのだ。

 もしそんな大事なトリをなんらかの理由で休むことになったら大変だ。それもいきなり当日、連絡もなく休んだら、落語家をやめなきゃいけない覚悟がいる。ちなみにトリでも仕事などの理由で、10日間の興行のうち2日は休むことができる。そんな時、トリの師匠に代わってトリを取ることを代バネと言う。

 「代わりにその寄席をはねる」と言う意味で代はね、代バネとなる。そこでついた題名が下の写真だ。さてこの漫画どうなるかお楽しみに。