Wordで書類を作るときに重視したいのは、なんといっても読みやすさですね。どんなに優れた文章でも、読みにくくては内容が伝わりません。読みやすいように工夫されたレイアウトになっていてこそ魅力を発揮します。
読みやすさのポイントの1つとなるのが、適度な改行です。ずっと続く長文ばかりでは読むのに苦労してしまいます。だらだらと文章を続けるのではなく、キリの良いところで行を改める。これが改行です。ところどころで改行し、間を取ることが大切です。
今回は、この「改行」に関するお悩みとその解決法を紹介しましょう。
通常、単に文章を入力していく場合は、改行したい位置で「Enter」キーを押します。するとそこで1つの文が終わり、次の行に移動します。ところが、ある機能を使っている際には、「Enter」キーを押しただけでは改行にならなかったり、体裁が崩れたりしてしまう場合があります。「箇条書き」や「段落番号」がその1つです。
これらは、項目や手順などの先頭に記号や数字を付けて、見た目に分かりやすくする機能のこと。もしも本文の中にだらだらと書かれていたら、見つけるにもいちいち文章を読まなくてはいけず、分かりにくい書類になってしまいます。
項目や手順だけを抜き出してまとめ、先頭に記号や番号を付けると、パッと目が行き、とても分かりやすいものになります。
また、体裁の良いところでページを切り替えたり(「改ページ」を利用)、ページの一部を2段組にしたり途中のページだけ横長で作成する(「セクション区切り」を利用)、といったこともできます。
こうした改行に関する機能の中で、「あれ、こんなときはどうするんだったかな?」と思う疑問について取り上げてみます。