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お気に入りのヘッドホンで使えるところがよい

 実際にこのSRS iWOW 3Dアダプターを使って、日ごろ聴いている音楽ソースを聴いてみると、その違いに驚かされる。低域は力強く張りのある音に、中高域はシャープでクリアなサウンドに生まれ変わる。私は低域から高音域までかなり広い音域で素直な音が再生できるSENNHEISER(ゼンハイザー)の「PXC 250」(ノイズキャンセルタイプ)を愛用している。これにiWOWを組み合わせると、比較的大人しいゼンハイザーの音がぐんと力強くなって、迫力満点になる。

 ジャズの名録音アルバムや、ウッドベースが唸るブライアン・ブロンバーグの「Wood」などを聴くと威力が倍増する。リヒャルト・シュトラウスの交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』の導入部で静寂の中で低く流れ始めるオルガンの重低音もこれで聴くと「こんな風に録音されていたのか」と認識を新たにするほどだ。

 常日頃気に入って使っているヘッドホンがそのまま使えるところがいい。音質はヘッドホンによってまさにまちまちで、好みに合うか合わないかの違いが大きい。好みに合わないヘッドホンを使って、iWOWをかませても、やはり好みに合わない音にしかならないのは致し方ない。また、ヘッドホンによっては最初から強く音作りをして特徴を出しているものもある。こうしたタイプのヘッドホンにiWOWを組み合わせると極端に低域が盛り上った音になってかえってイヤな音になる。アダプターの中央にあるボタンを押すとエフェクトのオン/オフができるから、そんな時は思い切ってオフにするといい。

 日本では2011年5月12日(木曜日)より販売を開始。iPod Classic、iPod, Nano、iPod Touch、 iPhoneおよびiPad/iPad 2などで使える。ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダ電機、Apple Premium Reseller Kitcut、eイヤホン、Restir (リステア)などで購入可能だ(希望小売価格は7980円)。

 お気に入りのヘッドホンを探し当てたものの、もうちょっと迫力あるサウンドが欲しい、というユーザーにはお薦めのアダプターだ。