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 ついに「パソコン要らず」の情報端末の進む道が明らかになった。日本時間の6月7日、午前2時、アップルが米サンフランシスコで開いた開発者向け国際会議「WWDC(WorldWide Developers Conference)2011」で同社CEO(最高経営責任者)のスティーブ・ジョブズ氏が「Post PC」、すなわち「パソコンの次なるもの」の姿を明確に示してくれた。10年前に自らが示して見せたビジョンが時代に合わなくなってきたことを率直に認め、失敗から多くのことを学んだ結果生れたというクラウドベースの統合作業環境「iCloud」を発表した。

小さなデバイスが独り立ち

 アップルは既にこの日の基調講演をビデオ配信しているので、ご覧になった方も多いだろう。アップルのホームページ、トップに「Keynote(英語)を見る」というリンクが配置されているので、確認してほしい。ビデオPodcastもここで配信が開始されているので、iPhoneやiPadで持ち出すこともできる(図1)。

図1 さっそくWWDCの基調講演を収録したHDクオリティーのビデオが配信されている。ぜひチェックしてみてほしい。
図1 さっそくWWDCの基調講演を収録したHDクオリティーのビデオが配信されている。ぜひチェックしてみてほしい。
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 今回の発表の柱は、Mac向けの新OS「Lion」、iOSの次期バージョン「iOS 5」、そしてネットワークを通じて作業環境やデータを全て同期させる「iCloud」の3本。特に、iOS 5とiCloudの戦略発表は小さなデバイスの独立宣言と共存路線が打ち出された。これが完全に機能すれば、ついに、デジタルライフは「パソコン要らず」の世界に突入する。