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 Excelのお悩み解決の2回目は、表内の移動や選択に関するものを取り上げます。

 Excel2007は、1枚のシートに1万6000列×100万行を用意しています。小さな表から大きな表まで、自由な大きさの表を作ることができます。

 大きな表を作った場合は、その表の中での移動やセル、表の選択をするだけでも大変になる場合があります。こうした表の中での移動や選択に関して、知っておくと役立つ3つの操作を紹介します。

表全体を一瞬で選択するには?

 顧客データなどのたくさんのデータが入力された表に罫線を付ける場合など、表全体を選択するために何度もスクロールしたりして、選択するのが大変な場合があります。

 このようなときは、キーボードのキーを複数組み合わせて押す操作で解決することがあります。この場合は、表の中のどこかのセルをクリックしてから「Shift」キーと「Ctrl」キーを押しながら「*」(アスタリスク)キーを押します。すると一瞬で表全体が選択されます。

 このように、ある操作を行うキーボードのキーの組み合わせを「ショートカットキー」と言います。

 ショートカットキーは、Excelに限らず、Wordやその他のソフトで多種用意されています。代表的なものとしては、Windows自体に用意されている「Ctrl」キー+「c」キーで選択範囲のコピー、「Ctrl」キー+「v」キーで貼り付けなどがあります。

図1 表の中のセル(どこでもOK)をクリックしたら、「Shift」キーと「Ctrl」キーを押しながら「*」(アスタリスク)キーを押す。この時、日本語入力はオン/オフのどちらでも構わない。テンキーの「*」キーを使う場合は、「Ctrl」キーを押しながら「*」キーを押す
図1 表の中のセル(どこでもOK)をクリックしたら、「Shift」キーと「Ctrl」キーを押しながら「*」(アスタリスク)キーを押す。この時、日本語入力はオン/オフのどちらでも構わない。テンキーの「*」キーを使う場合は、「Ctrl」キーを押しながら「*」キーを押す
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図2 表全体が選択されたかを確認するために縮小表示にしてみたところ。表全体が表示する状態で見てみると、確かに表全体が選択されている。スクロールしなくては見えないような大きな表の場合に使うと便利だ
図2 表全体が選択されたかを確認するために縮小表示にしてみたところ。表全体が表示する状態で見てみると、確かに表全体が選択されている。スクロールしなくては見えないような大きな表の場合に使うと便利だ
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