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 グーグルの雑誌、『Think Quarterly』が発行された。

 これはさる3月に発行されたものに次ぐので、実質的には第2号。最初のものは試作号という扱いになっているらしい。今回は、レイアウトやつくりなど多くの改良がある。

 英グーグルのチームが編集、制作しているようで、今回のテーマは「イノベーション」である。グーグル社内のスタッフの他に外部からの寄稿もある。

Think Quarterly
Think Quarterly
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 例えば、「イノベーションの8つの柱」というテキストを書いているのは、スーザン・ウォジッキで、同社広告担当上級副会長だ。8つの柱の中には、いくつかうなずいてしまうものもある。「大きな夢を描いて、小さく始めろ」というのは、考えるばかりで、体が動かないフリーズ状態になってしまうのを諌めている。「完璧を目指すのではなく、断続的にイノベーションを続けていけ」というのも、同じだ。頭でっかちに極めようとばかりしないで、もっと柔軟に取り組んでいけということだろう。紙に書いて、貼っておきたいくらいだ。

 「プラットフォームになれ」は、グーグルならでは。テクノロジーをオープンにして、みんなが参加できるようにせよという意味。その他にも「意味のある目的を掲げろ」「あらゆるところにアイデアを探せ」「何でも共有せよ」「イマジネーションでひらめき、データで固めろ」「失敗し損ねるな」などが、実例と共に短い文章になってまとめられている。

 このテキストの他にも、電気自動車のテスラ・モーターズの話もあれば、ナイキのイノベーションの話題もある。イノベーション好きは、ぜひ読まれたい。

 時に、上記のウォジッキという人は、グーグルに雇われた16番目の社員ということになっている。グーグルが立ち上がろうとするとき、創業者2人にガレージを貸していた超本人である。その後、その会社の社員になったのもすごいが、彼女の妹は科学者で、のち創業者セルゲイ・ブリンと結婚した。「正しい時に正しい場所に居合わせる」というのを地で行った人物だろう。