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 先月末、社内のネットワークサーバーに突然接続できなくなり、いろいろと試しましたが全く復活できませんでした。システム部の方と話し合った結果、クリーンインストールすることが妥当という結論に。ならばと、旧来あったPCを換骨奪胎して新しいPCを作ることにしました。実は、これが事実上初めての「自作PC」です。今まで実験用にバラック組み(ケースに入れず、電源と必要な機器だけ接続)はしたことがありましたが、ケースに入れてフロントパネルやらケースファンやらまじめにつないだのは初めてでした。

 やってみると、それなりにおもしろい経験でした。まず、今まで使っていたPCが意外に特殊だったこと。新しいマザーボードに、従来のCPUとCPUクーラーを付けようとしたところ、なぜか合いません。旧PCはLGA775のCore 2 Duoなのに、どうやらLGA1156/1155と同一サイズのCPUクーラーと組み合わせて利用していたのが原因のようです。

 さらに、せっかくあるのでメモリーカードスロットをつなげようとしたら、ケーブルの長さが足りません。これをどうにかして使おうかといろいろ試してみましたが、結局いい方法は思いつかずあきらめました。ほかにも、対応するICHの関係で思った通りの構成にはならなかったのは心残りではありますが、まあ満足のいく結果となったので取りあえずよしとしましょう。

 PCの自作を体験して、自作PCが備える自由がもたらす楽しさを体感できました。自作PCの楽しさという点では、いろいろな方の構成が参考になります。自作PCの事例を集めるには、読者に参加していただくのが一番です。

 こうした観点から、日経WinPCでは、初めての読者参加型企画「あなたの自作PC見せてください」を9月号で実施しました。正直、どれくらい取材OKの人がいるのか、おもしろい構成のPCが見られるのかと不安がありましたが、想像以上に多くの読者に、思い入れたっぷりの自慢のPCを紹介していただきました。この場を借りて応募していただいた皆さんにお礼を申し上げたいと思います。

 親指シフトのワープロ「OASYS」にこだわる最年長(78歳)の方や、ほこりの掃除を手軽にできるようファンの回転の向きを変えてしまう方、以前に持っていたデスクトップPCの筐体をカットして、新しいケースを作ってしまう方、ハイエンドのCPUに対する思い入れの強い方…。ものすごくバリエーションに富んでいて、思っていた以上に面白い記事になったかと思います。なかには、あるゲームソフトを快適に実行するためにPCを構成しているユーザーさんもいらっしゃいました。こうしたユーザーさんの実際の構成をごらんになりたい方は、ぜひとも日経WinPCの9月号をご覧いただければと思います。

読者が自作したPCの1台。オーディオセットに組み込んで使うため、静かさを重視。ケースファンを交換し、ファンコントローラーを介して季節によって回転数を変えられるようにした。
読者が自作したPCの1台。オーディオセットに組み込んで使うため、静かさを重視。ケースファンを交換し、ファンコントローラーを介して季節によって回転数を変えられるようにした。
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 さて、自作してみると、やはり最新のプラットフォームでPCを構成したくなりますね。取りあえずあと数年は今の構成で使うことになるだろうと思いますが、それならばもうちょっとメモリーも増やしたいし、デュアルディスプレイも使いたいなどの不満も浮き彫りになってきました。このあたりは、来年くらいに解消できればいいかなと思っております。