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 みなさん、モバイルしていますか? iPhone、Androidに続き、Windows Phone 7の記者発表もあり、さらに盛り上がりを見せています。今後は、各通信会社から、多くのスマートフォンが発売されていくと思います。ユーザーは、どの端末を買ったら良いか悩むところです。

 そんなスマートフォンのリリースラッシュの中、ユニークな海外スマートフォンをお借りしました。台湾HTC製の「HTC ChaCha」という端末です。Android OS 2.3.3を搭載し、ミニキーボードを内蔵したストレート型のスマートフォンで、一見、BlackBerryタイプのAndroidスマートフォンに見えます。しかし、この端末には大きな特徴があります。キーボードの下にFacebookボタンが用意されているのです。

 発表当初は、「Facebookがオリジナルで作ったFacebookフォンか?」とネット上ではにわかに盛り上がりました。ふたを開けてみると、Facebookがリリースした端末ではなく、Facebookボタンを搭載したAndroidスマートフォンであることが判明しました。しかし、このFacebookボタンのおかげで、「Facebookフォン」と俗称で呼ばれている端末です。

 HTC ChaChaは、日本では未発売の機種ではありますが、所有しているユーザーの方からお借りしましたので写真で紹介します。なお、国内の技適マークを取得していない端末のため、未通信状態のレビューとなります。

図1 HTC ChaCha。ストレート型でBlackBerryのようなミニキーボードを搭載します
図1 HTC ChaCha。ストレート型でBlackBerryのようなミニキーボードを搭載します
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図2 ミニキーボードの下部にFacebookボタンを搭載
図2 ミニキーボードの下部にFacebookボタンを搭載
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図3 本体は、曲線を持っており、ホールドして親指入力がやりやすくなっています
図3 本体は、曲線を持っており、ホールドして親指入力がやりやすくなっています
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図4 本体裏面。カメラは500万画素。SIMカードとmicroSDメモリーカードは裏蓋を外して装着します
図4 本体裏面。カメラは500万画素。SIMカードとmicroSDメモリーカードは裏蓋を外して装着します
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図5 ホーム画面。2.6型の320×480のハーフVGAサイズ
図5 ホーム画面。2.6型の320×480のハーフVGAサイズ
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図6 プリインストールアプリ。Facebookがプリインストールされています
図6 プリインストールアプリ。Facebookがプリインストールされています
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図7 HTC ChaChaがカスタマイズでスキルが必要である理由として、内蔵メモリーの少なさがあります。初期状態で約120MB。数個のアプリを入れて、データやキャッシュを保存すると、すぐに一杯になってしまいます
図7 HTC ChaChaがカスタマイズでスキルが必要である理由として、内蔵メモリーの少なさがあります。初期状態で約120MB。数個のアプリを入れて、データやキャッシュを保存すると、すぐに一杯になってしまいます
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図8 Facebookボタンを押した画面。Facebookの送信画面がすぐに立ち上がります
図8 Facebookボタンを押した画面。Facebookの送信画面がすぐに立ち上がります
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 HTC ChaChaは、海外版の端末のため、日本語で利用するためには、アプリ「MoreLocale2」や、日本語入力アプリを入れる必要があります。香港版のSIMフリー端末のため、日本語フォントは表示ができました。

 各社からAndroidスマートフォンが発売されていますが、どの端末もiPhoneスタイルのタッチがメインの端末となっています。そんな中、キーボード搭載で、テキストメッセンジャーとして登場したHTC ChaChaは、個性的な端末となっています。スマートフォンのニーズが増えるに連れて、高機能端末だけでなく、このような個性的な端末が日本市場にも出てきて欲しい、と感じることができた「Facebookフォン」でした。