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 Macの最新OS、Lionにアップデートした人も多いだろうが、いまだに踏み出すべきかどうか迷っている人も私の周りにたくさんいる。アップデートした途端、仕事がストップしてしまうリスクが少なからずあるからだ。そこで、今日は、ダウンタイムを最小限に抑えながら、もし万が一の落とし穴があったとしても、最小限のダウンタイムで仕事を継続させられるノウハウを探って行くことにしよう。

ヘビーユーザーほど移行に慎重

 Macとのつきあいも長く、日常的にMacを仕事にバリバリ使っている人ほどアップデートに慎重だ。アップデートした途端、昨日まで調子良く仕事を進めていたアプリが動かなくなったり、データがまともに読み込めなくなったりしてにっちもさっちも行かなくなっては生活に響く。Mac App Store経由で簡単かつお安いアップグレードだからと言っても、何が起こるか分からないだけに、飛び込むのは怖いのだ。

 前回書いたように、PowerPC向けのアプリケーションはLionでは動かす術(すべ)が無いので、アプリケーションの対応を待つか、そのアプリ専用のMacを別途温存しておき、他のものだけを移行させるなどの戦略を立てなければならない。

 また、インテル製CPUで動くアプリであっても、OSの構造が大きく変わっている部分がたくさんあるので、Lionで動かなくなる可能性は少なくない。特に、ハードウエアと密接にかかわり合っているアプリ、例えばテレビチューナーアプリ、ビデオキャプチャー、スキャナーなどの関連アプリはアップデートを必要とするものが多い。PFUのドキュメントスキャナー「ScanSnap」などは、これまでのアプリ(V3.0)からV3.2L20にアップデートしなければならない(図1)。

図1 各ソフト開発メーカーはLionに対する対応状況をアナウンスしている。ハードウエアをコントロールするアプリの場合、Lion上で動かすにはアップデートが必要なソフトが多い。これはPFUのカラーイメージスキャナー「ScanSnap」のサポートページ。
図1 各ソフト開発メーカーはLionに対する対応状況をアナウンスしている。ハードウエアをコントロールするアプリの場合、Lion上で動かすにはアップデートが必要なソフトが多い。これはPFUのカラーイメージスキャナー「ScanSnap」のサポートページ。
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 こうしてきちんと対応してくれている場合でも、アップデータの有無の確認、インストーラーのダウンロード、インストールと、30分は消費してしまうので、忙しいユーザーには貴重な時間の浪費に感じ、Lionへのアップデートを先送りにしてしまう傾向がある。