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 メディア嫌いで通っていた故スティーブ・ジョブズ氏が自宅でのインタビューも含めて40回以上も付き合い、本当に何でも包み隠さず書いてもらったという「公認伝記」が10月24日、世界一斉に発売開始された。「23でガールフレンドを妊娠させ、それにどう対処したかなど、僕は人様に誇れないこともたくさんしてきたよ。でも、“これだけは外に出せない秘密”なんてものはないんだ」と序文にある通り、こんなこと書いちゃっていいの? と心配になるほど、克明な記述が続く。スティーブ自身、紙の書籍なんて地球環境に良くない、と思っていたはずなので、私も分厚くて読みづらい紙の本は眼中になかった。買うなら、スティーブがいつも口癖のように言っていた、マルチデバイスで自由に閲覧できるものじゃなきゃ、と探した。ところが、マルチデバイス対応のものが少ない。しかも、Mac OS Xの最新OS、Lionで読める電子書籍はない!! これはどういうこと?

マルチデバイス対応の電子書籍はまだ少ない

 自宅用として個人で電子書籍を買ったら、読書のシチュエーションによっていろんなデバイスで読みたいと思うのが当然だ。通勤途中ならiPhoneかiPod touch、ゆったりとした電車、あるいは新幹線または飛行機ならiPadで、自宅でくつろぎながらなら大画面のパソコンで、といろんな形で楽しみたい。スティーブの最後の基調講演となった今年6月のWWDC(世界開発者会議)では、ネットワークのどこかにあるWeb上のサービスでiPadでもMacでも、どこでもコンテンツが楽しめる、というiCloudを発表。場所やデバイスに縛られない自由なデジタルライフがいよいよ本格化すると強調していた。

 公認伝記はぜひ、マルチデバイス対応で、Macでも読めるものと思って探したけれど、なかなかない。唯一、Voyager StoreのみはMac OS Xに対応しているらしいと早速訪問した。残念、Voyagerのビューアーはまだ最新版のMac OS X Lionに対応しておらず、Lionにアップデートした私の自宅では使えない(図1)。

図1 VoyagerはMac、iOS向けに電子書籍を販売しているので、期待してアクセスしてみたが、ビューアーソフトがまだLion対応になっていなかった。我が家では使えない。残念。
図1 VoyagerはMac、iOS向けに電子書籍を販売しているので、期待してアクセスしてみたが、ビューアーソフトがまだLion対応になっていなかった。我が家では使えない。残念。
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