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 iPhoneをただ単なる情報閲覧、検索ツールとして使っていませんか? もちろんそれはそれで、価値のある「情報活用」だが、身の回りで遭遇するさまざまな出来事、気付きを生かすことができれば、iPhoneはただの「便利な携帯電話」から、情報に命を吹き込む行動ツールになる。それを実現する最も有益な手段の一つが、パーソナルデータベース・ソフトの「FileMaker」とその兄弟ソフト「FileMaker Go」、そして「Bento」だ。11月9、10日に開発者向けのカンファレンスのために来日した同社ビル・エプリング社長とシステムエンジニアリング・ディレクターのアンドリュー・ルケイツ氏に話を聞いた。

FileMakerとは?

 FileMakerというソフト、あまりなじみのない方もいらっしゃるだろう。まず、簡単に補足説明しておこう。一口で言うと、データベースソフト。際立った特徴はフィールドの追加削除、設定がいつでもでき、そのユーザーインタフェースをグラフィックスソフトのような感覚で自在にアレンジできる。身の回りの情報整理、例えば住所録、会員管理、レシピ集、資産管理といったパーソナルデータベースがごくごく短時間で作り上げられる。また、ボタンに特定の連続動作をさせるスクリプトを設定することができるので、財務管理、在庫管理、受発注管理などのビジネスアプリケーションに簡単に発展させることができる。

 Mac版、Windows版があり、ほぼ100%の互換性がある。パソコン上でデータベース設計と運用できる「FileMaker Pro」、外部のデータベースと連結するためのODBC接続機能などを持ち、インターネット経由で高度なビジネスアプリを作れる「FileMaker Pro Advanced」、構築したデータベースをネットワークを通じて広範囲に分散したユーザーに使わせられる「FileMaker Server」「同Advanced」などの製品がある。

 さらに、iPhoneやiPad上でこれらデータベースを動作させるためのアプリとしてFileMaker GOがある。FileMaker Proで作り上げたデータベースアプリをそのままiOS機上で動かすことができる他、デスクトップのデータベースをネットワーク越しに扱うことができる。

 もう1つ、iOS機上でデータベースアプリを作成できるBentoという簡易データベースソフトがある。これはiPhoneやiPad上でオリジナル・データベースを作り上げることができるほか、iOSのカレンダーやiCal(カレンダー)データを直接読込み、操作できる。また、Mac版のBentoと連動させて動作させることもできる。デスクトップ版のBentoはMac OS X専用だ(図1)。

図1 iPhone上で動作している「FileMaker GO」で作ったカタログアプリ。狭い画面なので、ひしめいている感じだが、レイアウトはユーザーが自由に修正できる。このデータベースを発展させれば、自慢のコレクション目録などに簡単にアレンジできる。写真はiPhone付属のカメラで取り込む。
図1 iPhone上で動作している「FileMaker GO」で作ったカタログアプリ。狭い画面なので、ひしめいている感じだが、レイアウトはユーザーが自由に修正できる。このデータベースを発展させれば、自慢のコレクション目録などに簡単にアレンジできる。写真はiPhone付属のカメラで取り込む。
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