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 年の瀬も押し詰まり、今年も余すところ、あと数日。皆さんのMacの調子はいかがでしょうか? 私のMacBook Pro 15インチ(Mid 2010)もすこぶる調子が良くて仕事もはかどっていた。もちろん、OSはLion(Mac OS X 10.7)にアップグレードして、iPhoneやiPadなどのiOS機器とも親和性抜群でこちらも快適。ところが、先週、突然Finderが不調になり、ファイル操作やアプリケーションの起動ができなくなってしまった。仕方なく、再起動しようとしたが、シャットダウン(システムの終了)もできない。う~~ん、困った。しかし、Lionにはこんな時に頼りになる「Lion 復元」という機能が組み込まれているのを思い出し、早速試してみることにした。結果は上々、また、以前のように快調な日々が戻ってきた。みなさんも、もし、私と同じような症状が出た時には、年末の大掃除の一環として試してみてはいかがだろう。

原因不明のFinder不調

 先週、ネットワークドライブに保存しておいたビデオファイルを、手元のマシンに取り出し、大画面液晶テレビで見てみようとした。ネットワークドライブからファイルをMacBook Proにコピーしている最中にコピーの進行状況を表示するインジケーターがピタッと止まったままになってしまった。しばらくすると虹色の丸いカーソルがグルグル回り始め、Finder上での操作、ファイルの移動、オープンなどができなくなった。

 その間も、既に起動している別のアプリケーション、メールやテキストエディタなどは支障なく動いていたから、そのうち何とかなるだろうと放っておいた。しかし、その次に参照したいPDF文書があるのでそれを立ち上げようとしたが、Finderが上記のような状態なので手出しができない。仕方がないので、アップルメニュー内にある「強制終了...」を使ってFinderを終了させようとした。

 Finderの場合は、これを強制終了すれば、自動的にもう一度Finderが起動し再び使えるようになっているのだが、待てど暮せどFinderが起動してこない。仕方がないので、システム全体を再起動させようと試みた。アプリケーションが順次終了し、画面はグレーの一色になり、あとはリスタートを待つばかり、というところで今度はグルグルとギアが回るようなカーソルになったまま、全く進展しない。やむなく、電源ボタンの長押しで完全に落とし、リスタートさせた。

 システムのシャットダウンもできないとは、これはかなり由々しき問題だ。システムに電源が入っている状態で、電源長押しで落とすのは、物理的にも危険な操作だ。ハードディスクがなにか読み書きしている最中かも知れず、そこで電源を落とすのはハードディスクを傷めてしまう要因になる。

 電源オフの状態での起動はできるので、騙し騙し使えるのだが、シャットダウンができないのは困る。そのたびに電源の強制断を行うのは機器の損傷を深めるかも知れず、できれば避けたい。ハードディスクの一部に損傷でも起きたかもしれないと、「ディスクユーティリティ」でセクターの検証を行ったが、問題はなかった。

 Finderだけの入れ替えはできないので、う~~ん、やはり、OSの再インストールかな?