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 一生に一度はオーロラを自分の目で見たいとかみさんが言うもんだから、日程をやりくりして北極圏にやってきた。北緯69.6355度、東経17.992度。北極圏に位置するものの、沿岸を暖流が流れる関係で、冬でも不凍港であるほど温暖な気候のノルウェーのトロムス県。他のオーロラ観測の有名ロケーション、カナダのイエローナイフなどは、マイナス30度の中で決死の観測になるそうだが、それを避けたい我々のような軟弱観光客にも人気のスポットである。せっかく絶好の各種カメラベンチマークテストができる環境に来たので、iPhone 4Sが極寒の地で果たしてうまく動いてくれるのか、あれこれテストも試みた。

海に突き出した小島で我慢の2時間

 まず、ノルウェーのトロムス県がどの辺りにあるか、Googlマップで調べてみよう。北緯69度、東経18度。青く示した線が北緯66度33分39秒の北極線で、それ以北を北極圏と呼ぶ。赤く示したあたりが今回訪れたトロムス県。正真正銘、北極圏に踏み込んでいる。北極圏にあるとはいえ、上述の通り、暖流が流れ着く関係で、比較的温暖。この季節でも午前4時頃の最低気温でマイナス10度程度だ。ユニクロのヒートテックを2枚重ね、フリースにダウンジャケット、そして貼るカイロを背中とつま先に貼れば、数時間の野外活動がなんとかしのげる(図1)。

図1 今回、オーロラ観測に出かけたのは、ノールウエイ北部の赤いマークがある辺り。青い線で示したのが北極線。完全に北極圏に位置する。
図1 今回、オーロラ観測に出かけたのは、ノールウエイ北部の赤いマークがある辺り。青い線で示したのが北極線。完全に北極圏に位置する。
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 実際、オーロラ観測のために出かけたのは、中心市街地トロムソの市街地からさらに車で1時間。フィヨルドの入り組んだ海岸線に突き出した小さな小島だった。北極圏にしては暖かいとは言え、マイナス6~10度に加えて海風が吹きつける環境はなかなかの拷問だ(図2)。

図2 オーロラ観測地点をぐーんと拡大した。フィヨルドの入り組んだ海岸線に突き出した小さな島にあるソマロイ。宿泊地のトロムソ(トロムセー)は画面右端に見える。
図2 オーロラ観測地点をぐーんと拡大した。フィヨルドの入り組んだ海岸線に突き出した小さな島にあるソマロイ。宿泊地のトロムソ(トロムセー)は画面右端に見える。
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