今回取り上げる「VoiceGATE」は、シンプルで格安なボイスレコーダーだ。会議などでよく見かけるICレコーダーとの最大違いは、長時間の録音ではなくメモに向いている点だ。ちょっとした思いつきや、忘れたら困ることをさっと吹き込んでおくのに適している。その昔、ドラマ「ツインピーク」の捜査官がカセットテープに吹き込んでいた、あの作業である。
VoiceGATEはEvernote専用のツールであることも特徴のひとつだ。ファイルはEvernoteに自動的にアップロードされ、クラウドに保存する仕組みだ。作業は簡単で、MacのUSBポートに挿入すれば、自動的にアップロードされる。
僕自身も、長時間の録音はICレコーダーを利用する。だが、ちょっとした思いつきなどを記録する際は、スマートフォンを使うケースがほとんどだ。ご存じのようにEvernoteに直接録音することもできる。多くの人がスマートフォンを持っているわけで、その上新たに、この音声メモツールを手に入れる必要があるのだろうか?
そんなポイントを中心にレビューしていこう。もちろん、本連載で取り上げるのだから、専用のソフトはWindowsに加えMacにも対応している。