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 アップルが、小型のタブレットをテストしているらしい。

 現在の9.7型のiPadよりも小さな画面を持つタブレットをアップルが開発しているといううわさは、少し前からささやかれていた。iPad 3の発売を来月にも控えて、この小型タブレットのニュースはけっこう興味深い。アップルと言えども、タブレットパソコンの過酷な競争にさらされているのだなあと、よく分かるからだ。

 アメリカでのタブレットの三大王者は、iPad、サムスンのGalaxy Tab、そしてアマゾンのKindle Fireだ。サムスンは複数のサイズを出しているが、人気は7型。Kindle Fireも7型だ。この7型を使い始めると、iPadのサイズがどうも大きすぎるように感じてならないのだ。

Kindle Fire。タブレットとしての性能はiPadに劣るが人気は高い
Kindle Fire。タブレットとしての性能はiPadに劣るが人気は高い
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 7型は、かばんにちょっと入れて行くのに苦にならないし、電子書籍を読むのならば、これ以上大きいとかえって落ち着かない。殊にKindle Fireと比較すると、その199ドルという価格とiPadの最低でも499ドルという価格の開きは、アメリカ人にとってはかなり大きなものだ。

 いつのことだったか、スティーブ・ジョブズが株主総会で「なぜもっと小さなiPadを出さないのか」と質問されて、9.7型の存在理由を理路整然と説明したことがあった。確か、アプリの美しさはそれよりも小さくてはうまく表現できないし、小さなタブレットでは、iPod touchやiPhoneにあまりに近くなりすぎる、といったような内容だったと思う。