先週までMWCの取材でバルセロナにいました。実は、バルセロナへ入る前に、2日ほどパリに滞在しました。使っている航空会社がエールフランスなのでいつもパリを経由するのですが、何回もパリの空港に降りたことがあるのに、乗り換えだけで、空港外へ出たこともなかったからです。
パリといえば、観光で有名なところ。ルーブル美術館とか、エッフェル塔とか見るものはたくさんあります。そういうわけで、今回は、ちょっとパリに寄ることにしたのです。バルセロナへ行くのにパリですぐに乗り換えなくても、飛行機代はほとんど変わりません。あとはホテル代を安く抑えれば、そんなに負担が増えません。ただし、そういう安く抑える旅行なので、市内の移動はバスや電車が中心で、タクシーなんてもってのほかという感じです。ちなみにパリ市内なら、地下鉄の1日券を使えば、地下鉄、バスなどに乗り放題。ただ、パリの地下鉄は階段のところが多くて、スーツケースを持って乗るにはちょっときつすぎました。
美術館は、前売りの「共通パス」を買えば、チケット売り場に並ばずに済みます。行ってから気が付いたのですが、どの美術館も、時間帯にもよりますが、チケット売り場が長蛇の列です。空港にある「旅行者案内所」で共通パスを買っておくと、効率が全然違います。1日でいえば、もう1カ所別の美術館を回れるぐらいの時間差は出てきます。
ただ、短期間ではあるものの、Googleマップなどを使おうとすれば、やはりモバイル通信機能は必須です。そういうわけで、初日は朝から携帯事業者の店に向かいました。どうもパリでは、多くの店舗は10時から開くようです。それより前の時間は、朝ご飯を食べるようなところしか開いていません。
向かったのは、フランスの携帯事業者「Orange」の店舗。これは、前夜にホテルのインターネット接続を使って、調べておきました。ホテルの近所には店舗があったのですが、行ってみると工事中。日本だと、こういう場合、Webページにきちんと表示があることが多いのですが、海外では、よくあることです。日本人って細かすぎるんでしょうか? それとも、海外の人は、この程度で文句を言われることには慣れてて、平気なんでしょうか?