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 新しいiPadの出荷が待ち遠しくて仕方がない。すでに初回出荷分の予約はオーバーしてしまい、今現在の出荷予定は2~3週間後となってしまっている。しばらくはじっくりと触ってみることができないので、iOS 5.1で日本語でも利用可能になった音声応答システム「Siri」を仕事で上手に使うためのノウハウをまとめておこう。

Siriはロック中でも連絡先をしゃべっちゃう、要注意

 Siriとは、日常会話的にしゃべりかければ、その構文や単語を解析して、iPhoneでできることをこなしてくれるという面白い仕組みだ。iOS 5になった時にiPhone 4Sで使えるようになった機能だが、日本語対応はしばらくお預けだったものだ。今回、5.1にアップデートされてから、日本語の聞き取り、回答ができるようになった。単に命令語を並べてもよいが、かなり自然な口語表現でも正しく解釈してくれるのが楽しい。例えば、「19日の午後のスケジュールを教えてください」「あさっての北海道の天気は?」「3月10日のメールを表示してください」「3月23日午後1時に田代さんとのランチをスケジュールしてください」といった呼びかけにちゃんと答えてくれる(図1)。

図1 「北海道の明後日の天気予報を教えてください」と聞いた。こういう問いかけにサッと答えてくれるのは素晴らしい。
図1 「北海道の明後日の天気予報を教えてください」と聞いた。こういう問いかけにサッと答えてくれるのは素晴らしい。
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 Webサイトにはすでにたくさんのジョークネタが氾濫しているので、どんな受け答えをしてくれるのか、読者の皆さんはよく御存知のことだろう。Siriさんの個人的なことを聞いたりすると、軽くたしなめられる。聞き分けてくれる語彙(ごい)が豊富なうえに、音声を正確なかな漢字交じりの文章にしてくれるのに驚かされるが、これは、iPhone 4S内で音声の波形分析をした後、インターネットを介してクラウド内のサーバーに問合せを投げ、その答えを発声してくれるという仕組みだからだ。ちょっとしたメモやメール本文を書こうという場合にもかなり役に立つ(図2、図3)。

図2 アプリの起動、設定変更などに対して、Siriはアシストしてくれない。
図2 アプリの起動、設定変更などに対して、Siriはアシストしてくれない。
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図3 「帰りにHDMIケーブルを買って帰る、とメモしてください」と呼びかけた。「メモ」アプリにしっかり書き込んでくれた。
図3 「帰りにHDMIケーブルを買って帰る、とメモしてください」と呼びかけた。「メモ」アプリにしっかり書き込んでくれた。
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 ただし、中身をのぞき見られないようiPhone操作に「パスコードロック」をしている場合でも、Siri内の起動制限をしていなければSiriを呼出せる状態になっている。Siriが起動しても、ロック中ならすべてのiPhone操作ができるようになるわけではないが、連絡先やスケジュールの確認はできてしまう。情報セキュリティ的にはかなり大きな穴が空いてしまう。「パスコードロック」の設定画面の中でSiriをオフにしておいた方がよい。オフにすると、パスコードロック中にSiriをオンにすることはできなくなる(図4)。

図4  パスコードを設定していても、デフォルト設定ではボタンの長押しでSiriが立ち上がる。このままでは、連絡先などを聞き出されてしまう。そこで、ここを「オフ」にしておこう。ビジネスパーソンには必須の設定だ。
図4  パスコードを設定していても、デフォルト設定ではボタンの長押しでSiriが立ち上がる。このままでは、連絡先などを聞き出されてしまう。そこで、ここを「オフ」にしておこう。ビジネスパーソンには必須の設定だ。
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