当たり前のことではあるが、スマートフォンは携帯電話の一種だ。電話も素早くかけられるようにしておきたい。そのために重要になるのが「連絡先」の使い方だ。
スマートフォンの電話帳は、従来型ケータイとは若干仕様が異なる。ケータイではキャリアやメーカーが、その機種に最適化した電話帳を用意していたが、Androidスマートフォンでは、Gmailの連絡先と同期できる標準の「連絡先」アプリがプリインストールされている。機種によっては、この「連絡先」にメーカー独自のカスタマイズが施されていたり、この「連絡先」とは別に「電話帳」といったアプリもプリインストールされていたりすることがあるが、いずれも基本的な使い勝手に大差はない。まずは、Android標準の「連絡先」を使ってみることをお勧めしたい。
最初に、従来使っていたケータイの電話帳データをスマートフォンに移すには、microSDカードを介して移すのが簡単だ。ケータイで電話帳データをmicroSDにインポートし、それをスマートフォンに装着。スマートフォンの連絡帳を開き、メニューから「連絡先をインポート」を選択しよう。なお、ケータイとスマートフォンのどちらも赤外線通信に対応しているなら、赤外線で送信するのも簡単な方法だ。電話帳データを一括して送受信でき、さほど時間もかからない。