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 先週、データベースソフトの「FileMaker」が新しくなって、iPadやiPhone向けの「自分専用アプリ」が作りやすくなったという話を書いた。FileMaker Pro 12を使って作ったアプリは、iOS上のFileMaker実行環境アプリ「FileMaker Go 12」を使えば追加コストなしで「無制限」に配付できる。考えようによっては、これはずいぶん大胆なアプローチだ。メールや配信サーバーを経由して、不特定多数の人にアプリを配付できる。極端なことを言えば、FileMaker Pro 12を1本買うだけで、アンケート、写真メモ、受付簿、資材管理、販売管理アプリなどをいくらでも作って配付できる、ということだ。こんなすごいこと、これまでできなかった。なぜこんなアグレッシブな戦略を取るのか、日本法人のビル・エプリング社長と荒地暁マーケティング部 シニア マネージャに話を聞いた。

「Go」を無料にして、iPad、iPhoneに新しい世界を切り開く

 「FileMaker Pro 12」と「Go 12」の概要については前回のコラムで、概要を説明した。さらに細かな仕様などはファイルメーカーのホームページを参照していただきたいが、カード型のデータベースを作るのは、とても簡単だ。例えば、図のように、その場で写真を撮影し、撮影日・時間・その場所の経度緯度を記録し、撮影場所をGoogle マップで表示させる、なんてアプリは1時間もあれば十分作れてしまう。こんなアプリをサクッと作って、無料で、しかも台数無制限でiOSデバイスにインストールできるのは、一般ビジネスユーザーにとってはまさに待望の動きだ(図1)。

図1 「FileMaker Pro 12」を使って「写真メモ帳」アプリを自作し、iPad上の 「FileMaker Go 12」で動作させた。iPadで写真を撮ると、その時の経度緯度を取得して、地図を表示。同時に文字でメモを追記したり、その場所の音を録音したりできる。iOSデバイスの位置情報を取得する関数が「FileMaker Pro 12」に新設されたので、こういうアプリはプログラミングせず、関数を所定のフィールドに配置するだけでサクッと作れる。
図1 「FileMaker Pro 12」を使って「写真メモ帳」アプリを自作し、iPad上の 「FileMaker Go 12」で動作させた。iPadで写真を撮ると、その時の経度緯度を取得して、地図を表示。同時に文字でメモを追記したり、その場所の音を録音したりできる。iOSデバイスの位置情報を取得する関数が「FileMaker Pro 12」に新設されたので、こういうアプリはプログラミングせず、関数を所定のフィールドに配置するだけでサクッと作れる。
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