PR

●100マス計算の台紙を手入力で作る!?

「おい、こんなものを作ってみた。挑戦するか?」

 ん、何よ。あら、100マス計算じゃないか(図1)。これって、一時は爆発的な人気になったよなぁ。

つぶやき三四郎が作った100マス計算
図1 100マス計算の台紙。罫線はしようがないが、A列と1行目の1から10の値も手入力というのは、ちといただけない
図1 100マス計算の台紙。罫線はしようがないが、A列と1行目の1から10の値も手入力というのは、ちといただけない
[画像のクリックで拡大表示]

「しかしExcelを使えば100マス計算の作成など楽勝だ。便利なものよのー」

 で、どうやって作ったんだ。教えてくれよ。

「言うまでもない。A列に1から10の数字をランダムに手入力する。1行目も同様だ。0から9の数を用いることが多いようだが、今回は1から10にした。0では計算があまりにも簡単だからな。以上」

 ……。

「どうした。何で黙して語らない」

 相変わらずの手作業中心だから呆れているんだよ。例えばいま、ランダムって言っただろ。ランダムと言えばRAND関数だろ。これを使えばA列と1行目に入力した1から10までの数字をランダムに自動入力できるぞ。

「じ、実はそれをやろうしたとです。でも上手くいかず、結局手入力に……」

 あら、そうなんだ。じゃあ、私に相談すれば良かったのに。

「誰がオマエなどに相談するものか。しかし、どうすれば数式で自動入力できるのか、キミには分かるのかな?」

 って、遠回しに相談しているじゃないか。相変わらず素直じゃないヤツだ。

「お袋にもよくそう言われた」

 三つ子の魂百までって言うからな。ま、それはともかく、キミの要望に応えて、いわば100マス計算の台紙を数式で自動作成する方法についての話をしようじゃないか。