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 「風紀委員が生徒手帳の名前と写真をチェックしているらしいよ。不適切とみなされれば停学だって。隣のクラスの田中さん、復学するのに相当苦労したらしいよ」

 こんなうわさ話がたまに出ては消える。学校に例えてみたが、実は学校ではない。Facebookにおける話だ。

 いわゆる「垢BAN」。垢(「アカウント」の俗称)がBAN(禁止)されること、言い換えるとユーザーアカウントの停止、つまりFacebookが利用できなくなることだ。

 筆者自身、経験したことはないので伝聞からの情報となる。氏名およびプロフィール写真が不適切(明らかに本人のものではない)と見なされると、垢BANの対象となりうるらしい。これ以外にも友人が不自然なほど大量にいる場合なども該当すると聞く。

 実際にはログインしようとすると「アカウントが停止されています」という画面が表示されてFacebookのサービスが利用できなくなる。その後は状況により、実名の登録や実名の証明手続きなどが必要になるそうだ。

 今回は「名前」に関して考える。Facebookは「実名を使って交流するコミュニティ」と掲げているため、実名でないとみなされた場合にはアカウント停止になる可能性がある。Facebookの個人プロフィール画面に「このタイムラインはなりすましか偽のものです」と報告するメニューもある(なりすましを防止するためとはいえ、嫌がらせに使われたらと想像するとちょっと怖い)。

 アカウント停止を余儀なくされた人が、自分のブログで報告した例を見ると、多くがmixiやTwitterで使うようなハンドルネーム的な名前を登録していたため「実名ではない」と判断されたようだ。あくまで例えだが、日本人のアカウントでありながら「フランシスコ ザビエル」とか「ぱぴゅこ」というような、一見して実在人物の名前と認識されにくいものが目を付けられたようである。

 これらはFacebookが求める「実名」ではないため、アカウント停止といった処分を受けてしまっている。しかし、日本において実名で登録することはとても敷居が高い。高くなってしまったのだ。そのように指導されてきたからだ。実名登録に違和感、抵抗感があっても無理はない。