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 2012年5月21日の金環日食は絶対に見たいと意気込んでいた。関東から九州まで、観測の好適地は各地にあるものの、その場所が曇りや雨だと日食は観測できない。天気予報をにらみながら、日食の時刻に一番晴れそうな場所に前日から移動することにしていた。

 前々日あたりから、どうも九州は見込みが薄いということで、ターゲットを関東か関西に絞った。20日昼の天気予報では、関東も関西も晴れるか曇るか微妙なところ。20日はたまたま大阪に滞在していたので、21日もそのまま関西に残るか、あるいは関東に移動するかの選択を迫られた。これは単なる山勘でしかないが、関西に残ることにした。

 関西で観測するときに、金環日食の時間を長くしたいのなら、大阪府南部や和歌山県方面が良い。しかし天気予報では北部の方が良さそうだった。観測の後で東京に戻ることも考えて、大阪国際空港(伊丹空港)で観測することにした。

朝6時過ぎに大阪国際空港(伊丹空港)に到着。微妙に雲がかかっている。金環日食の時刻にうまく雲の切れ目に入ってほしいと祈る
朝6時過ぎに大阪国際空港(伊丹空港)に到着。微妙に雲がかかっている。金環日食の時刻にうまく雲の切れ目に入ってほしいと祈る
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伊丹空港屋上の展望台は朝6時30分に開場する。20~30人が太陽観測用めがねを持って集まっている
伊丹空港屋上の展望台は朝6時30分に開場する。20~30人が太陽観測用めがねを持って集まっている
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観測場所を決めてカメラを構えたものの、東の方向はまだ雲が多い。ときどき太陽は雲に隠れたり顔を出したりしている
観測場所を決めてカメラを構えたものの、東の方向はまだ雲が多い。ときどき太陽は雲に隠れたり顔を出したりしている
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7時8分ごろ。かなり日食が進んできた。おおむね晴れてきたが、時たま雲が横切っていく。雲越しだが、黒点も写っている(トリミングあり)
7時8分ごろ。かなり日食が進んできた。おおむね晴れてきたが、時たま雲が横切っていく。雲越しだが、黒点も写っている(トリミングあり)
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金環日食のころはうまく雲が消えた。写真は7時30分ごろ。大阪国際空港は金環日食帯の端に近いので、金環日食の時間はわずか2分ほどしかない(トリミングあり)
金環日食のころはうまく雲が消えた。写真は7時30分ごろ。大阪国際空港は金環日食帯の端に近いので、金環日食の時間はわずか2分ほどしかない(トリミングあり)
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それ以降はほぼ雲がかかることもなく、きれいに見えた。黒点もはっきりと写っている(トリミングあり)
それ以降はほぼ雲がかかることもなく、きれいに見えた。黒点もはっきりと写っている(トリミングあり)
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金環日食が終わった後で、ピンホールで太陽の像がどのように見えるか試した。紙の真ん中に5mmほどの穴を開けてかざした。紙の影の真ん中に太陽の像がある。三日月型になっているのが分かる。
金環日食が終わった後で、ピンホールで太陽の像がどのように見えるか試した。紙の真ん中に5mmほどの穴を開けてかざした。紙の影の真ん中に太陽の像がある。三日月型になっているのが分かる。
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