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コンデジをここ半年放りっぱなし…

 ある日ダンナが耳元でささやいた。「ねえ、デジカメのデータ、半年以上カードに入ったままだけど、どういうつもり?」

 そう言われてみれば、あれほど思い入れをもってさんざん吟味して買ったコンパクトデジカメ(通称「コンデジ」)、ここ半年ぐらいの間で、存在感が薄くなっている。それまではどこに行っても大量の写真をライフログとか思い出のよすがとして記録していたコンデジなのに、最近じゃあ、ぽつぽつとキッチンで料理写真を撮るぐらい。

 その理由とは、昨年末に機種変で手に入れたiPhone 4S。とにかくこれで撮る写真が見栄えがいい。もちろんスマホのカメラは、裏蓋(iPhoneもそうだが、機種によって、表にも自分撮りのカメラがある場合も)にある小さな丸いレンズゆえ、どう見ても大した写真は撮れそうにないが、それがまあ、このごろは侮れない品質で…。筆者は主にiPhoneを使っているので、よくは分からないものの、イマドキのAndroidのカメラもおそらく、かなり高品質になっているのではないだろうか。

図1 iPhone裏にある、ちっちゃいレンズ。これではデジカメにかなうはずはない、と思うのは当然だが…(写真はAndroid、Optimus bright L-07Cで撮影)
図1 iPhone裏にある、ちっちゃいレンズ。これではデジカメにかなうはずはない、と思うのは当然だが…(写真はAndroid、Optimus bright L-07Cで撮影)
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 iPhone 3GSのときにはあまりSNSにアップする気にならなかった写真。それが、4Sになってからは、けっこう写真付きで投稿するようになってきた。

 それまでは、デジカメで写真を撮り、デジカメから出したSDカードからパソコンにデータをコピーして、グラフィックソフトで読み込み、リサイズや色/露出補正をして、SNSに投稿する、という手段を取っていた。簡単な手順ではない。その上、いつもパソコンを持ち歩いているわけではなく、家に帰ってからデータを抜いて、修整して、アップするので、実際に写真を撮ってからどうしてもタイムラグが生じてしまう。リアルタイムが売りのSNSの投稿としてはそのときの生の感動を伝えられなくて、あんまり適切ではない感じで。

 リアルな感動を伝えたいときには、それまでも3GSを使って投稿してきた。速報性には優れるものの、画質が良くないのが非常に気になっていて、ちゃんとした(色や露出の)画像を投稿したいときは、タイムラグ承知でデジカメ写真を使っていた。ところが、これが4Sに変わったことで、速報性と画質、両方が備わってしまったのである。

 それを実感したのは、デジカメで撮った写真よりも、iPhone 4Sで撮った写真の方が、たくさん「+1」や「いいね!」、コメントが付く、という事実。デジカメで丁寧に撮った写真は、もちろん細部を見れば優秀なのはよく分かるものの、SNSにアップされた状態(アップ時にSNSの既定サイズに縮小される)であれば、iPhoneの写真の方が、むしろ見栄えがいい。