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 iPadやiPhone用のアプリはApp Storeでの存在感を保ち、ダウンロード勢力を維持するためにたゆまぬバージョンアップが繰り返されている。最初にダウンロードした時は機能が限られていて、目的をかなえてくれないな、とiTunesの中にダウンロードしたまま死蔵しているアプリが、いつの間にかバージョンアップしていて、目的をかなえてくれる最強アプリに成長していたりする。ときどきは古いアプリを見直すなどして、機能チェックしておかなければならない。出先で肌身離さず使い倒すスマートフォン必須のアプリと言えばサッとメモを取るノート系アプリだが、愛用のアプリを含めて、どんな具合になっているかチェックしてみた。

まずは音声メモアプリ

 仕事柄、記者会見やインタビューなどで「写真を撮り、その場の発言内容を録音し、重要な場面ではメモを取る」という仕事をしなければならない。以前(数年前)はカメラ、ICレコーダー、メモ帳を駆使して記録するのが通常の仕事パターンだったが、最近はiPadないしはiPhoneだけでほとんど間に合う。ICレコーダーは完全に不要になったし、カメラもインタビュー中の様子がレポートできればいいという場合はiPhoneの内蔵カメラで間に合う。Webページ用の写真はもちろん、紙の印刷に使う必要がある場合でもiPhone 4Sなら解像度も十分だ。雑誌などで使う場合の「写真の品質」はなかなかレベルの高いもので、侮ると誌面の品位を損なってしまう。例えば、登場人物の表情をしっかりと見せなければならないページや、製品のデザイン性を論ずるページでは当然のことながらプロのフォトグラファーがプロフェッショナルな機材を使って撮影しなければならないが、会場の雰囲気やイベントの模様を伝えたりするページならiPhone 4Sないしは新しいiPadがバカにならない威力を発揮する。

 手書きも含むメモを取りながら音声も録音できるアプリはたくさんある。たとえば、「Notes Plus」(700円)や「NoteLedge」(170円)などだが、メモの中に複数の音声ファイルがばらばらに保存されるだけなので、会議やセミナー、インタビューなどの記録には使いにくい。

 というわけで、録音メモ用としては「AudioNote」(450円)を使いインタビュー中にキーワードをメモして行く。キーボードでタイプしても手書きでメモを入れても、その発言があった時点のタイムスタンプが自動的に記録される仕組みで、後で聞き直す時に極めて効率的だ(図1)。

図1 iPad用の「AudioNote」。録音しながらメモを書き込むと、レコーディング開始からのタイムスタンプが刻まれる。再生時にはこのメモをタップするとその部分が再生される。テキストをタイプすることも手書きメモ、図形などを書き込むことができる。録音中にきちんとしたメモ書きをするのは難しいが、1文字でも何か書けば、その時点でのタイムスタンプが付く。とりあえず数字でも打っておき、後で聞き直した時にメモを加筆するのが効率的な使い方だ。
図1 iPad用の「AudioNote」。録音しながらメモを書き込むと、レコーディング開始からのタイムスタンプが刻まれる。再生時にはこのメモをタップするとその部分が再生される。テキストをタイプすることも手書きメモ、図形などを書き込むことができる。録音中にきちんとしたメモ書きをするのは難しいが、1文字でも何か書けば、その時点でのタイムスタンプが付く。とりあえず数字でも打っておき、後で聞き直した時にメモを加筆するのが効率的な使い方だ。
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 同じ種類のアプリケーションとして「SoundNote」(450円)があるが、なぜ、「AudioNote」を使うかと言うと、Mac版の「AudioNote」もあり、仕事の効率が抜群に高くなるからだ。iPadで録音作業を行った後、メモ付き音声データをMacに取り込んで、記事作成はMac上で行う。ICレコーダーによくある「早聞きモード」などが付いていれば鬼に金棒なのだが、なぜかその機能は入っていない。目的の録音場所にサッとジャンプできるから必要ない、という認識なのだろうか?

 このアプリを作っているLuminant Software, IncはMac版のアプリケーションが得意なようで、Mac版が先行している。今年3月6日にはWindows版もリリースされているので、利便性が高まって喜ぶユーザーも多いことだろう(図2)。

図2 iPadやiPhoneの「AudioNote」で作ったファイルはMac版の「AudioNote」でそのまま開ける。さらに録音を追加することやメモを編集できる。「テープ起こし」(もう、死語になってしまったが)作業もMacで行うと楽だ。
図2 iPadやiPhoneの「AudioNote」で作ったファイルはMac版の「AudioNote」でそのまま開ける。さらに録音を追加することやメモを編集できる。「テープ起こし」(もう、死語になってしまったが)作業もMacで行うと楽だ。
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