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 先週(2012年6月27日)開かれたグーグルの開発者会議、Google I/O。

 グーグル製のタブレット「Nexus7」が発表され、Google Glassの開発の進歩も分かり、しかも空中ダイビングの実演まであって、けっこうなインパクトだった。

 だが、I/Oにはいつももうひとつの盛り上がりがある。参加者たちが「テイクアウェイ」と楽しみにしている、お持ち帰りの新製品である。

 今年は発表が多かったので、テイクアウェイの新製品は何と4つも! タブレットに加えて、新型スマートフォンのGalaxy Nexusフォン、Chromebox、そしてNexus Qである。

 この4製品は、小売価格を合計すると1200ドル近くにもなるとのことで、お持ち帰りにしてはかなりの額に達する。参加費900ドルをすっかり超えているわけだ。

 ディベロッパーはみな、その夜はもうホクホク顔であれこれの製品を試しているのだろうなと想像するのは、とても楽しい。ただでさえ、オタクでテクノロジーが大好きなところへもってきて、まだ世の中の誰も手にしていない製品を使えるのだ。そんな名誉なことはない。みなますますグーグルが好きになっているはずだ。

 その4製品のうち、タブレットとスマートフォンの2製品はさておいて、はて、これは何だろうと不思議なのは残りのChromeboxとNexus Qである。前者は四角く、後者は丸い。まるでグーグルがハードウエアメーカーになったみたいにいろいろ製品を作ったようだが、この四角いものと丸いものは何をするためのものなのか、そして、グーグルはこうした製品で何を企んでいるのか。

 まず、四角いChromeboxは、グーグルのネットPC「Chrome」そのものである。これにディスプレイを接続してキーボードをそろえれば、われわれの通常知っているパソコン環境が整うわけだ。

ChromeboxのWebサイト
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 しかもChromeはWebブラウザーがベース。つまり、起動するとそこはもうインターネットのクラウドの中、というタイプのパソコンだ。文書を作るのもメールを送るのも、グーグルを利用してクラウドで行い、保存もクラウドで、ということになる。グーグルの描くクラウドを使ったコンピューティングを形にしたものというわけだ。

 ただ、慣れているユーザーにはいいだろうが、私のようにクラウドに身も心も預けきれないでいるような人間には、使いこなすのはちょっと無理かもしれない。それに、いやにたくさんポートがついているのが、私には不明である。USBポートが前面と後面に合計6つ。いったいこんなにたくさん、何に接続するのだろうかと、首をかしげている最中。