カザフスタンから戻り、日常に浸かる日々。通信環境のことでレポートすると、カザフスタン直行便はないので、今回は韓国の仁川国際空港でトランジット。韓国という国はご存じの通りIT化が進んでいることもあり、空港内でWi-Fiで困ることはなかった。もちろん無料である。5時間後、一路カザフスタンへ。アルマトィという首都アスタナと並ぶ都市へ向かった。
ここで通訳さんと合流。ざっくりと今回の行程を聞いてホテルにチェックイン。フロントの人とは英語もほとんど通じない。ご飯やビールなど身ぶり手振りで話す。そしてWi-Fiあるかと身ぶりで伝え、無事伝わったが「ない」ということだった。どこか車で走ったところにあるから行くか? というようなことを言われたが、そこまでするほどのことではないのでお断りした。
そして今回もホテルの近所の店でSIMカードを購入。そう、スーパーなどの中に売っていることも多い。すぐ見つかった。会社がいくつかあるようだ。通話時間と値段は分かるが、あとは文字を見てもさっぱり分からない。なんとなく蜜蜂のキャラクターがかわいい会社があったのでそこにした。人間、何が決め手になるか分からないもんだなぁ。
今回はSIMロックフリーの携帯を持参してたので裏蓋を開けてソコにサクっと挿してみる。
そして機種にSIMカードを認識させてばならない。キリル文字の説明書をなんとなく睨みつつ考えた。記された番号を押して♯を押すらしい。やってみたら。折り返しショートメールが送られてきて1000テンゲチャージしたぜ! というような文言が書いてあった。たぶん。
1000テンゲは700円ちょっとくらいだろうか。恐る恐る日本に電話したら無事つながった。まるで国内同士で喋っている感じだ。ただ先方には得たいの知れない番号が出たので友人や知人たちが、不安な様子で電話に出た様子が面白かった。中にはへんな番号だから出ない、という人もいた。まぁそれもそうだ。
これはアタシだということを知らせればと数人にショートメッセージを送ることにした。
ここでおかしなことが起きてしまった! これから海外でSIMを買って使う場合、こういうことが起こりうるという話かもしれない。あとで分かるのだが、送ったショートメッセージにタイムラグ無しで折り返し返信してくれた人。まったく届かなかった人。そして届き続けた人。この最後のメールが届き続けたというのが迷惑をかけてしまった。
1時間置きくらいに届いたというから迷惑な話だ。お仕事の返事で「承りました」や、友人の役者さんに「お芝居大いにファイトォ!!」というのが5日間毎1時間ごとに届いていたらしい。いやはや申し訳ない。お詫びでございます。このショートメッセージの課金の行方は分からないが、SIMカードの料金が、昨年使った時より減りが早い気がした。代金がちょっとづづ引かれていたのかもしれない。
原因は分からなかったのだが、いろんなことが起きてしまうのだなぁ。みなさまもお気をつけ下さいませ。